土曜日、仕事を終えてから一路、神戸方面へ。
神戸の塩屋にある異人館、グッケン・ハイム邸を目指す。友人の司法書士・奥村聡さんが本を出版された記念祝賀会に出席するためです。
田辺聖子さんの芥川賞受賞の小説「センチメンタルジャーニー」の舞台となった異人館です。
薄暗くなって来たなかに浮かぶ異人館は、異彩を放っていました。この日の参加費は、さい銭制。みなさんが、自由に出せる額を出すというシステム。
用意された料理も、友人関係のお店(ハーブ野菜のカフェ、カレー屋さんなど)からケイタリングされたもの。どこまでも、善の循環で。すばらしい。
出版されたご本「今ある会社をリノベーションして起業する」では、事業継承をテーマに「小商い」でいいとこ取りをしてバトンを後継者につないでいくためのノウハウが詰まっています。合気道でも、いっしょにお稽古させていただいています。持っていったご本に、サインを入れていただきました。
会場には、神戸を中心に、京都・大阪などから経営者、弁護士・行政書士など多数。まさに異業種交流会の趣。挨拶や乾杯の後、奥村さん、主催書の一人の湯川かなさんなどの鼎談と続きます。
グローバル化の風潮の中、地域に根付いた小商いの会社や商店が、いかに助け合い、生き残っていくかは社会の大きなテーマの一つだと思います。私自身、スタッフにどうやってサロンを引き継いでいってもらうかに悩んでいる最中ですから。
途中、壇上に立たれた青年が。いまはなき、西宮の甲陽園にあった「播半・はりはん」という老舗料亭のリノベーションを手がけようとなさった不動産業者の方のお話がおもしろかった。建物を壊して箱物を売り買いするではなく、「古き、良いものを残す不動産屋」さんがいてもいいと、私も思います。
http://blog.goo.ne.jp/antenne_navi/e/4e5ac35933f30bc2d54fb64e78cd39e4 (何年か前、私も書かせていただきましたね)
私のテーブルには、東京オリンピックに向けて能のイベントを全国で企画されている女性(右)、お笑いのコンビ・TKOの木下さんのお姉さん(左)で経営者という方も。いろいろお話が聞けて、楽しかったです。
最後は、みなさんで地元を盛り上げていこうというご挨拶で閉会。後片付けをみんなで。
久しぶりに来た須磨の海岸は、夏の名残を残す潮風が吹く。
たまには、遠出するのもいいですね。
◾️今ある会社をリノベーションして起業する
http://www.amazon.co.jp/今ある会社をリノベーションして起業する-小商い“実践-のすすめ-奥村聡/dp/4883379396/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1408930237&sr=8-1&keywords=今ある会社をリノベーションして起業する
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