沖縄では、、早くも梅雨明けらしい。
例年よりもかなり早いみたい。お天気に反して、政局が波乱含みな昨今。日本はどうなっていくのだろう。小沢さんとともに54名以上の離党者がでると、内閣不信任案も可能らしい。やらねばならないことが、他にもたくさんあるというのにね。
最近、勧められて読んだ瀧本哲史氏の「僕は君たちに武器を配りたい」がすばらしかった。
冒頭、牛丼屋に代表される商品のコモディティ化が進んでいると。消費者にとっては、「腹いっぱい、安い値段で牛丼が食べれること」が一番のバリューで、Y社か、S社か、M社かは大して問題ではない。「少しでも安いほうが良い」ということが勝負の分かれ目となり、各社しのぎを削りコストカットして、安価にするしか差別化できない状態なのだ。これが商品全般に、波及し続けていると。
商品だけでなく、人材でも同じことが。TOEICの点数や資格の有無だけでは、コモディティ化の波から逃れることが出来ず、高学歴ワーキングプアに落ちいらざるを得ない現実。医者でも、弁護士であっても安心は出来ないという。どうすれば、このコモディティ化から逃れることが出来るのかがテーマとして語られています。
唯一無二の「スペシャリティ」になること、本書ではそのあたりを、武器としてのノウハウとともに、縷々として「本物の資本主義」が書かれています。どんよりとした梅雨空が、ドピーカンな快晴になる感じで、頭がクリアカットされる内容です。
投資家の方々だけでなく、今の若者には、ぜひ読んでいただきたい内容。うちのスタッフにもぜひぜひ読んでほしいなぁ。
■「僕は君たちに武器を配りたい」
20代が生き残るための思考法を伝授する内容です。東大、マッキンゼーを経て、現在、京大で絶大な人気の瀧本先生が、新しい経済の流れで、自分の力で道を切り開き、ゲリラとして生き残るための「武器」について、投資家としての経験から、不安に立ちすくむ日本人が今学ぶべき「本当の資本主義」を語ります。
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