ベテランのFXトレーダーであれば、クリスマス以降年末年始にかけては、ポジションは持たないというのが常識であろう。ほとんどの主要市場参加者が不在のマーケットでは、極度に流動性が薄い状態が続く結果、一旦市場のバランスが崩れると、相場がブレーキなしに一方的に走ってしまうからである。とても通常の取引が成立する環境ではないのである。
この時期、ドル円ないし円クロスは格好の狩場になる。お屠蘇気分の日本のプレーヤーは欧米のハイエナ達にとっては絶好の餌食なのだ。このような事情は、FXという国際商品を扱うトレーダーには常識だと信じていた。
ところが、日ごろYouTubeでFXの戦果を発表されているブロガーの方々が、「想定外だ」とか「金亡者のファンドはけしからん」と騒いでおられるのである。いずれも、強制ロスカットを受けたり、それでは足らずに追証まで発生したりしているという。損害額は1000万円を超えるひともいた。筆者にとっては、こちらの方が驚きであった。FX講師の基礎セミナーを2~3回聴いていれば、そのようなばかばかしい結果は生じるはずがないからである。
他山の石としたい。
https://www.youtube.com/watch?v=Ye7vlAUyVP0
https://www.youtube.com/watch?v=iQg3oSg5oSk