現役ファンドマネージャーを自称される石原順講師がセミナーで紹介されるメガトレンドフォロー作戦では、MegaTrendなるインジケータをベースにした順張り手法がその基盤になっている。MegaTrendのソースコードは公開されていないので、講師(又はそのグループ)が開発された分析指標のように思われがちであるが、実はその元となるMT4のインジケータは有名なHull Moving Averageをベースにして、それを加工されたものであることが分かる。
HMAに少し手を加えると2色表記の移動平均線になったり、これをローソク足に展開すると石原講師のMga Trendになったりもする。製作者に者により、その名前はSuper Trendとか、MegaTrendと呼称は変ずるが、いずれも同族と言ってよい。
YouTubeでは世界のトレーダーの多くのデイトレ用の取引戦略を公開しているが、順張り手法におけるトレンド判定ツール(相場参入のフィルター)として、このMegaTrendとSwingArmTrendが最も優れた指標として多用されている。そのデイトレへの応用は数限りないが、各手法を筆者が試してみて次の二つのパターンに集約するのがベストと考えるようになった。そう判定する根拠には、スキャルピングを含む短期デイトレーダーにとって、裁量取引にも自動取引にも比較的簡単に応用できそうだからである。
前ブログには二つの戦略を同居させていたが、フィルターをMegaTrendとSwingArm Trendの二つの戦略に分けて表示すると次のようになる。
1)MegaTrend戦略 EURUSD 1H
2)SwingArmTrend戦略 EURUSD 1H
チャート説明
1)表示インジケータ:
メガトレンド(ローソク足と下段のバー)
移動平均線(EMA 10、HighとLow)
戦略:ローソク足終値でEMA High超かつメガトレンド(青足)で買い参入
終値でEMA Lowを割れば買い決済
売り戦略は買いの反対につき省略
2)表示インジケータ:
SuperSwingArm(買いトレンドは青のアーム、売りは赤のアーム)
移動平均線(EMA 10、HighとLow)
戦略:ローソク足終値でEMA High超かつSuperSwingArm(青足)で買い参入
終値でEMA Lowを割れば買い決済
売り戦略は買いの反対につき省略
製品開発予定:現在1)と2)のテンプレート及び両者選択のオプションを持つEAを開発中、MT Studio21社の裁可あり次第公開の予定。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます