筆者の仕事仲間の一人が及川圭哉氏のファンで、ブログや動画配信を楽しんでいるという。てっきり元金融マンのFXトレーダーかと了解していたが、及川氏がシンガポールから配信する動画を見て驚いた。及川氏の手法そのものよりも、氏のFXに対する姿勢や前向きな取り組み方にも共感を覚える。「FXこそ最高の成り上がりビジネス」とする動画シリーズはFXテクニックを学ぶ前に参考にしてほしい。
https://www.youtube.com/watch?v=BuLGogS9Mxc&list=PLxD0lTlvo0o9iw_mRJ7_BU7GwxJEWVGS5
現在では少なくなった職人的FXディーラーの雰囲気を持つ及川氏の手法は、一般トレーダーにとって興味津々である。単なる職人的トレーダーではない。その理論と手法は整然と整理されており実績で裏打ちされている。ここまで研究されているのだから一見途方もない実績も納得できるというものだ。
及川氏のトレードのプラットフォームはMT4システムである。レバレッジ1000倍というハイレバのブローカーを利用されている。一回のトレードに要する時間は20分程度、ロットは米ドル3百万ドル単位で数本持たれるから、ヘッジファンドのマネージャー並またはそれ以上かもしれない。
5分足チャートに4本のギザギザの上位足移動平均線、補助的に5分足の移動平均線とボリンジャーバンドが表示されている。テクニカル分析以上に重要視されているのは、10通貨ペアにおける、各通貨の強弱判断である。これで勝率7割が決定づけられるという。最強通貨、最弱通貨をものの30秒程度で、判断する頭の回転は常人にはとても真似できそうもない。
氏のチャートをMT4で再現することは易しいが、筆者の頭では数十秒で強弱の相関・逆相関関係を判断することは難しい。思案を巡らせているうち、以前開発したOptimum Pair Selection(OPS)というインジケータを思い出した。このインジケータのことは、すっかり忘れていたが、及川チャートにこのインジを同時描画すれば、難解なペア選択に悩まなくてはいいのではと。次のチャートは本日、実際にトレードを行ったチャートのスクリーンショットである。
EURUSDの5分足、上位足ギザギザMAは、及川式4本に対して一挙に5本を表示できる。30分足で相場が転換することもあるので、これも加えて計5本まで表示できるようにした。OPSは8通貨の強弱判定ができるので、その組み合わせの最適ペアを選択することが可能。EURUSDの画面では関連2通貨のラインがハイライトされる。
EURUSDが大きく下降する段階では、OPSの白(ユーロ)と赤(ドル)が拡大縮小あるいはクロスするので、頭のめぐりが悪くてもこちらで代用できそうだ。及川ファンの仲間に使ってもらい、具合がよければ公開にこぎつけたい。
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