箭疾歩 2007年03月18日 00時13分19秒 | オリジナル小説 俺はいつだって殴り飛ばしてきた。対峙した相手には手加減しなかった。どんな困難も二つの拳で乗り越えてきた。 だって俺は漢だから。真の漢の想いは拳に宿るって信じているから。 抑え切れない激情を。 溢れ出す闘志を。 拳に乗せて一直線に突き放ってきた。 決して背が低く、足が短いからじゃないんだ。どんなに足を高く上げても、相手の頭に届かないことが多い、なんてことは絶対にないんだ。本当だぞ! . . . 本文を読む