だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

卑怯者

2007年06月13日 01時59分54秒 | あなたへ
 自分が卑怯者だっていう自覚はあるよ。

 いま現在書いている新作は、改稿を繰り返している最中です。何度も書き直しては、心優しき方達の助言を頂いて書き直しています。
 今回もまた、ある方の助言をいただいたのですが、その方は前置きとしてこう云いました。

「すみませんが、今回は少し厳しくなります」

 話を聞いて僕が思ったことは、少しも厳しくない。さらに、前回以上にわかりやすい指摘だった為、直す箇所をすぐに理解できました。

 当然お礼を言うべきで、そのお礼はこんな場所でするべきことではないんですが、ひとつ気掛かりがあるのです。

 僕はこれまでの人生で、お礼と褒め言葉を額面通りに取られたことがあまりないのです。全て社交辞令の一環や、うわべだけのものとしてとられることが多いのです。
 うろ覚えですが、平井和正先生の書いた『アダルト ウルフ・ガイ』という小説の中に、こんな一文がありました。

 ――真実は自身の重みによって、自らの真実を証明する。

 あいにく僕の真実はあなたの体重並みに軽いみたいで、自身の重さでは証明できないみたいです。

 なので、ここに書きます。

 こういうやり方が誠意の証明になるとは思っていません。
 
 これが卑怯であることも自覚しています。

 それでも、

 ありがとうございました。本当に今回の指摘はわかりやすかったです。こんな厳しさでしたら今後も歓迎したいくらいです。
 近くまた作品をお見せできると思いますが、そのときもまたお力を貸して下さい。

 卑怯者は卑怯者らしく、いい捨てて去っていく。


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