だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

蛇足 2

2006年07月14日 05時03分08秒 | オリジナル小説
 今回の蛇足は『零のアリア』について。
 この作品は元になる『森宮カルテット』シリーズの登場人物を、それぞれのエピソードで紹介しよう、という考えから書いたものです。
 先にメインストーリー(まだ書いていませんが)ありきの作品なので、きちんと説明されていない事柄が多く、その点ではいくつもの指摘を頂きました。シリーズとはいえ単独で楽しめる作品を心がけたので、この点は大いに反省しています。
 さらにご指摘頂いた主人公の心理描写についてですが、今回僕が決めたルールはその部分を描写しないというものでした。
 読者の想像力を刺激して、動機については読者に思い描いてもらう。そのためにいくつかの工夫を凝らしたのですが、これはまぁ、なんと言いますか、散々でした。少しも僕が思い描いていた通りには機能してくれませんでした。
 きっと数と見せ方が足りなかったのだと思います。もう少し読者の目に付く書き方をすれば、主人公がゲーセンに乗り込んだ理由をきちんと伝えられると思います。
 その教訓を胸に、この物語は新たに生まれ変わります。もう少し長く、気分が乗れば100枚を越えるぐらいの長さになるかもしれません。

 それは降りしきる雪と、一人ぼっちの後姿。秘めた想いを胸に涙する少女と、泣かない少年の物語。

 う~ん、早く書きたいけど書きたいのは他にもあるしなぁ。

 ちなみに『森宮カルテット』の他のメンバーの話もだいたい決まっています。

『読書の時間』 主人公 坂間大輔

『恋人達のフーガ』 主人公 武内智也

『パーティー・タイム』 主人公 笹木史郎

 こんな感じです。書いていて思ったのですが『恋人達のフーガ』はありきたりすぎますかね。どんな話か一発でわかるでしょうし、すでにこのタイトルでまったく同じものが書かれているかもしれません。けど、まぁ、アマチュアの作品ということでその辺のところは大目に見て下さい。当分書かないと思いますので、その間に別のものが閃いたら、なにもなかったように入れ替えます。

 さらにどうでも良いことかもしれないですが、思いついたのでそれぞれの季節も書いておきます。
 久住零 冬
 坂間大輔 秋
 武内智也 春
 笹木史郎 夏
 だからどうしたって感じですかね。なんとなく彼等に合う季節を書いただけで、活躍する作品もないのにこんなもの書かれても困りますね。
 こんなのでも、予告としての機能を果たせてくれたら幸いです。


 『森宮カルテット』いつになるかわからないですが、彼等の活躍を楽しみにしていてください。

2 コメント

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Unknown (巴々佐奈)
2006-07-14 23:29:11


こんばんはー。遊びに来ました巴々佐奈です。



 構想読ませていただきました。面白そうですね。でも、発表する場の傾向も大切かもしれません。実は、自分も短編競作で不良モノを書いてみたのですが、不良そのものがなかなか共感を持たれにくいジャンルだな、というのがわかりました。

 つまり、アプローチとしてはツカミの所で主人公が読者に気に入ってもらうようなインパクトのあるシーンがないと引き込めないかもしれません。まぁ、拙作の場合は実力不足というのも多分にあるのですけどね。

 そのあたりを差し引くと、不良モノで主人公の心情を描写しないのはなかなかリスキーなアプローチではないかなぁなどと思ってしまいます。逆に、不良モノというジャンルに対する読者の心理的垣根を取り払う必要があるのかもしれない、と思います。

 こういう課題にどういう答えを出されるのか。『森宮カルテット』四部作に期待させていただきます。



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課題は青春 (kou)
2006-07-15 00:12:23
いらっしゃ~い、ようこそです♪

不良モノは確かに難しいかもしれません。が、工夫次第でいくらでもいけると思っています。

今回僕は心理描写をまったく入れませんでしたが、適度なバランスで入れていけば、このような失敗はなかったと考えてます。もちろん、そのバランスが難しいんですけどね。



掴みももちろん重要です。今回の作品は喧嘩から入り、日常的に喧嘩が行われている世界の話、という印象を与えようとしました。まぁ、ここの部分もカメラワーク等の問題点があったわけですが。



不良モノ、と簡単に言ってますが、実際のところ青春モノなんだと考えています。今回はこの青春の部分がイマイチピンとこなかったようなんで、ここに注意して書き切れれば、主人公が不良だろうがオタクだろうが、ラノベとして成立するのではないかと思います。



なかなか大変な作業だと思いますが、いつかきっと巴々佐奈さんを満足させられるような作品を書きますので、どうか楽しみにしていて下さい。
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