僕はどうやらいまは亡き人からのメッセージというやつに弱いらしい。
『サマーウォーズ』を観て泣いたのも、そのシーンだった。
水月郁見先生の『護樹騎士団物語』でも、熱くなったのはそんなシーンだった。
騎士団見習いになろうとする主人公が、ある事件に巻き込まれて重要施設を狙うテロリストと対峙することとなる。
その施設は明らかに悪いことをしている風だが、訳あって守らざるを得ない。
『僕は護る。お前理由を云う必要はない。これを破壊させはしない』
『何故だ。同じ騎士ならば、若者よ。世界を見ろ。頭を働かせろ』
『うるさい。そんなことお前に云われたくない。僕は騎士だが、お前は騎士なんかじゃない。お前は弱い者に抜くじゃないかっ。平気で弱い者を斬るじゃないか。真の騎士は自分より弱い者には抜かないんだっ』
『……何』
『父がそう云っていた。僕の父は大酒呑みのろくでなしだったけれど云う事は正しかった。僕も、そう思う。騎士は弱い者には抜かないんだっ』
また、見田竜介先生の『朱玄白竜るびくら』という作品でも、そういったシーンに燃えた。
かつて兄のように慕い、大事なこと全てを教えてくれた人物が、敵となって主人公の前に立ちはだかる。
『この三年間であんたは成長したんじゃない。堕落したんだ』
そういって剣を抜く主人公。
厳しい現実から目を背け、困難に立ち向かおうとしなかった相手に向けて、主人公の怒りと想いは募っていく。
『そういうのが格好悪いって、三年前のあんたが教えてくれたから、俺は決して負けはしない』
『ならば見せてみろ。夢見て手にした力で、この私を越えてみせろ』
いや、短く書いてるけど、実際読むとホント興奮するよ。
自分でも理由はよくわからないんだけどね、とにかく誰かの遺したメッセージというやつは、いつも僕の心に楔となって打ち込まれる。
『サマーウォーズ』を観て泣いたのも、そのシーンだった。
水月郁見先生の『護樹騎士団物語』でも、熱くなったのはそんなシーンだった。
騎士団見習いになろうとする主人公が、ある事件に巻き込まれて重要施設を狙うテロリストと対峙することとなる。
その施設は明らかに悪いことをしている風だが、訳あって守らざるを得ない。
『僕は護る。お前理由を云う必要はない。これを破壊させはしない』
『何故だ。同じ騎士ならば、若者よ。世界を見ろ。頭を働かせろ』
『うるさい。そんなことお前に云われたくない。僕は騎士だが、お前は騎士なんかじゃない。お前は弱い者に抜くじゃないかっ。平気で弱い者を斬るじゃないか。真の騎士は自分より弱い者には抜かないんだっ』
『……何』
『父がそう云っていた。僕の父は大酒呑みのろくでなしだったけれど云う事は正しかった。僕も、そう思う。騎士は弱い者には抜かないんだっ』
また、見田竜介先生の『朱玄白竜るびくら』という作品でも、そういったシーンに燃えた。
かつて兄のように慕い、大事なこと全てを教えてくれた人物が、敵となって主人公の前に立ちはだかる。
『この三年間であんたは成長したんじゃない。堕落したんだ』
そういって剣を抜く主人公。
厳しい現実から目を背け、困難に立ち向かおうとしなかった相手に向けて、主人公の怒りと想いは募っていく。
『そういうのが格好悪いって、三年前のあんたが教えてくれたから、俺は決して負けはしない』
『ならば見せてみろ。夢見て手にした力で、この私を越えてみせろ』
いや、短く書いてるけど、実際読むとホント興奮するよ。
自分でも理由はよくわからないんだけどね、とにかく誰かの遺したメッセージというやつは、いつも僕の心に楔となって打ち込まれる。
サマーウォーズ。
私との約束ではないとは思っていますが、
約束を守ったような気持ちです。
観て良かったです。
ありがとう。
この夏最高の娯楽映画だとか、そういうの抜きにしても面白い。誰もが安心して楽しめる傑作。
ちなみに、いまさっき載せたブログの記事は、僕の心境というわけではなく、『サマーウォーズ』のあるシーンを観て思ったこと。
僕も自分に自信がないから、ちょっと感情移入しちゃいました。