悔いが残る、といえばこれほど悔いが残るカテゴリーもない。
結局『ロイヤルストレートフラッシュ』は完成には至らなかった。
怠惰の極みとはまさにこのことだ。
紡ぐ言葉もないのが現状だが、年の終わりの恥さらしとして、書きかけの数行を残しておく。
この章で全てのカードが出揃う予定だったのだが、メンバーの紹介は来年まで待って欲しい。
『ロイヤルストレートフラッシュ3(仮)』
ひとり暮らしをしている、と云うと同年代のほとんどが羨ましがる。大人は大変だね、と少し同情する人がいる。どちらも鬱陶しい反応なので、零は高校一年の二学期以降あまりそのことを人に話したりしない。
なので、いま身近にいる人間でそのことを知っているのは八人しかいない。その八人も、全員がひとり暮らしの理由を知っているわけではない。ひとり暮らしの理由である両親の職業を知る者は、さらに少ない。
零の父親は世界的に有名なマジシャンである。オリエンタル・クズミという名前で、テレビのゴールデンタイムに特番を組まれたり、ニューヨーク、ロンドン、パリなどでショーを行い、毎回大成功を収めたりしている。日本ではマジシャンの人気がそれ程高くない為、どちらかといえば海外での人気の方が高い。あらゆるマジックを披露するが、一番得意としているのは消失マジックだ。人や物、舞台に乗るものはなんでも消してきているが、なかでも人気が高いのは、月の消失マジックだ。
夜空に煌々と輝く月を、呪文を唱えて消し去ってみせる。
毎回やるマジックではないが、それゆえ見たがる客も多い。
kouさんには今年一年、ホントにお世話になりました。
このご恩は作品で返していこうと……
か、返していけたらいいなと……思っております(汗)
「ロイヤルストレートフラッシュ」には僕も期待しておりますので、執筆頑張ってくださいませ。
ドラクエ4のような(笑)オムニバススタイルと、「ロイヤルストレートフラッシュ」という華麗で危険な香りのするタイトルにとてもワクワクしているのですよ。
お互い歩むスピードはゆっくりかもしれませんが、一歩ずつ確実に踏みしめて参りましょう!
たいしたことをした実感がないので。
どちらかといえば、僕の方こそ綾辺さんの世話になったかな。
他人の頑張る姿は僕を動かす原動力のひとつです。
日々の生活に負けず、お互い頑張っていきましょう!!