文句はない

『音楽で食うつもりなんかねーの。そのために頑張ったりしないっつーかさ。そのかわり、食うためにはなんでもやる。文句あっか？』
　（「愛と青春の成り立ち」　作：川崎ぶら　画：秋重学）

　執筆はなんのため？　お金のため？　それとも別ななにかのため？
　なんて会話をつい最近、お世話になっているサイトでちょっとだけした。
　なぜちょっとかというと、質問が少し漠然としていて、質問者の意図がわかりにくかったからだ。
　といっても、これは仕方のない話である。ネット上の質問で相手の意図を汲み取るのは結構大変だし、お金に関する内容はデリケートで、みんな気を使ってうまく話せないのはリアルでもよくある話だ。

　お金に関してのことならば、僕なりに解答は出しているけれど、ここで一席ぶるつもりはない。
　僕にとってはどうでもいいことだからだ。
　それになんの為に書いていようと、プロになってすることはひとつしかない。売れる作品を書く。それだけだ。

　上記の台詞は、この件についての書き込みを読んでいるときにふと思い出したもの。
　良い悪いではなしに、こう云い切れる潔さもカッコイイな、と思ったので記しておく。