今日の風はすごくありませんでしたか?
僕のところだけでしょうか? かなりの突風で、僕がもし可愛らしい小柄の女性だったら、吹き飛ばされていたかもしれませんよ。
まぁ、そうでないとしても、風に吹かれてどこかに行きたいと思う、今日この頃だったりするのですが。
そう、木枯らし門次郎みたいに。
僕のところだけでしょうか? かなりの突風で、僕がもし可愛らしい小柄の女性だったら、吹き飛ばされていたかもしれませんよ。
まぁ、そうでないとしても、風に吹かれてどこかに行きたいと思う、今日この頃だったりするのですが。
そう、木枯らし門次郎みたいに。
あの美貌の顔が歪んでいる。口からは鮮血が噴出し、目は大きく見開き、鼻は可笑しな方向へ曲がっている。
とても怖い、そう思ったときだった。
kouの死体は動き出した。俺は驚いて逃げることもままならず、硬直した。
「まだ……」kouは言った。「長編が、完成、していない、のに、死んで、堪るかァ」
おぞましいまでの小説への執念。
kouは叫んだ。「ち、チーズうううううう!!」
デパートへ向かってkouは歩き出した。歪な動き。ロボットのようにぎこちない。
「新しい、発見、それが好きなんじゃワレええええええええええ!」
「ひっ」
俺はあまりの怖さに引いた。
kouは次第に灰色になっていった。どうなるんだろう。観察を続ける。
kouは、ブルーチーズのようにカビが身体中に繁殖してきた。
カビで灰色になった理由は、
ブルーチーズの食いすぎのようだ。
さよなら。
小さい声で、お別れを言った。
おれ~はカビと 共にある~
青カビ大好き 青カビマン
西に湿ったとこあらば 駆けつけては繁殖~
東に綺麗なとこあらば 絶対そこにはよりません
一度~死んで よみがえる~
おれ~はカビカビ 青カビマン
……いや、まぁ、ちょっとお疲れってことで、皆さん笑って許してください。
ごめんなさい。kouさんのあまりのナイスなリアクション、及びキャラに噴き出してしまいました。
……あ~~! もうまた笑えてきた!
これから寝るのになんてことをしてくれるんですか(笑)。
笑っていただけたのなら幸いです。
イトウさん、おやすみなさい。いい夢見てくださいね。