だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

悲鳴

2009年01月16日 22時15分23秒 | あなたへ
 いまさっき見たばかりのTVニュース。

 画面に映っているのはレストランかなにか。

 人々が見ているTVの中から、突如として悲鳴が聞こえる。

 そのとき電話インタビューを受けていた女性の家の近くが、砲撃されたかららしい。

 僕が見た映像の詳しい場所などはわからないけど、ガザ地区問題のニュース内での話だから、その辺りの話だろう。

 あの悲鳴を聞いてしまうと、戦争がなくならない理由がよくわかる。

 あれは駄目だ。

 あの悲鳴は最悪だよ。

 あんなものを聞いてしまった日には、僕だって戦いたくなってしまう。

 あの悲鳴をなくす為に。

 あの女性が脅えず暮せる世界を作るために、

 僕だって大勢のひとを殺す行為に参加してしまいたくなる。

 善意と愛がひとを殺していく。

『この混乱の時代が いつまで続くのでしょうか』
 (『スプリガン』 著:皆川 亮二)

『人間達よ お前達の愛は間違っている』
 (『BASTARD!! 暗黒の破壊神』 著:萩原一至)

 世に希望はなく、僕達は間違い続けることしか出来ないのだろうか?

 ブラウン管の中から聞こえた悲鳴が、いまも僕の胸を締め付けている。

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