だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

真新しい世界

2013年11月16日 00時06分42秒 | 重要ではないけれど
 生まれて初めて、本物の、純度の高い、方向音痴のひとに出会った。

 方向音痴については、漫画かなにかで見ているだけだったんだけど、いざ、本物を目にするとびっくりするね。

 あれはきっと、ただ方向感覚がないってだけじゃないんだよ。記憶力とかにも問題があるんだと思うよ。

 だって、廊下を真っ直ぐ歩いて、突き当りの部屋に荷物を置いて戻ってくる。

 それだけの行為をした後にだよ、そのひとは出発地点に戻って来れなかったんだよ。

 たいした距離のない廊下。脇道は左右合わせて六本しかない状況で、戻ってくる途中そのひとは廊下を曲がったからね。

 見ていて、ほんとびっくりした。

 何故、真っ直ぐ行った道を戻るのに、途中で曲がったのか、いまもってわからない。

 想像としては、そのひとにとっては、一度見たぐらいじゃ景色とかを覚えられないと思うんだよね。きっと、世界が常に真新しく見えていると思うんだ。

 だから、何回か通った道でも、どっちに行けば正解かわからず、常に迷っているんだと思うよ。

 そういうのは良い悪いではないと思うんだけど、そのひとと上手くやっていくのは大変だなぁ、と心底思った。

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