感性の死

　後輩がかわいいというアイドルの写真を観て、なにも感じなかった。

　かわいいとも、可愛くないとも思わなかった。

　ふうん、が感想だった。

　いま話題の岡崎体育の曲を聞いても、特になにも感じなかった。

　良くも悪くも、凄いとも、つまらないとも思わなかった。

　去年の暮れ、ピコ太郎を観た時もそうだった。

　僕の感性が死んでいく。

　徐々に、徐々に死滅していく。

　そんなことを感じている。