知り合いの女性と歩いているときに、ある親娘を見掛けた。
幼いながらもおしゃれな娘さんで、僕はそのファッションに注目して女性に話かけた。
「あの服いいね。大人になってもあんな服を着てもらいたい」
「ですね。なんか、ピーターパンに出てきそう」
「……あの服でピーターパンだと、海賊役だよね?」
「そうそう、そんな感じ」
この辺までは確かに会話が弾んでいた。いや、もちろん、この後も会話は弾む。
「せめて、ジャック・スパロウぐらい云ってあげなよ」
「いいですねぇ。毎日がサバイバルみたいな?」
この一言で狂った。そして僕はそれを見逃せなかった。
「それ、ジャック・バウワーだよね? 『24』じゃん」
ここで彼女は自らの失言に気づき、笑い崩れてしまった。
僕は呆れるとともに、僅かな隙も見逃さない、自らのツッコミ能力の高さにちょっとだけうっとりとしていた。
ちなみに、スルーしようかどうかも一瞬悩んだんだけど、やはりスルーしきれなかった。
ジョニー・デップとキーファーサザーランドのいい間違えは、僕の美意識がどうしても許せなかったのだ。
幼いながらもおしゃれな娘さんで、僕はそのファッションに注目して女性に話かけた。
「あの服いいね。大人になってもあんな服を着てもらいたい」
「ですね。なんか、ピーターパンに出てきそう」
「……あの服でピーターパンだと、海賊役だよね?」
「そうそう、そんな感じ」
この辺までは確かに会話が弾んでいた。いや、もちろん、この後も会話は弾む。
「せめて、ジャック・スパロウぐらい云ってあげなよ」
「いいですねぇ。毎日がサバイバルみたいな?」
この一言で狂った。そして僕はそれを見逃せなかった。
「それ、ジャック・バウワーだよね? 『24』じゃん」
ここで彼女は自らの失言に気づき、笑い崩れてしまった。
僕は呆れるとともに、僅かな隙も見逃さない、自らのツッコミ能力の高さにちょっとだけうっとりとしていた。
ちなみに、スルーしようかどうかも一瞬悩んだんだけど、やはりスルーしきれなかった。
ジョニー・デップとキーファーサザーランドのいい間違えは、僕の美意識がどうしても許せなかったのだ。
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