僕の好きな長沢克泰先生は、著名ではないけれど素晴らしい作品を書く漫画家で、絵やストーリーもそうだけど、台詞回しも素晴らしい。
『ERET』という作品では、日本が世界に対抗する為に極秘に組織した特殊部隊の活躍を描いているのだけど、その部隊が最初の作戦を終えて帰還した所で、組織のトップである大臣と、部隊長がこんなやり取りをする。
「部下に食事と栄誉を与えてくれ。それが出来るのはあんたしかいない」
「それで、お前はなにが欲しいんだ」
「俺には戦う場所があればそれでいい」
この隊長がこういうのには、その過去に理由があって、結局詳しくは語られなかったけれど、少しその過去に触れるシーンもある。
隊長の部屋には何枚かの写真が貼ってあって、それを見た副隊長が感嘆をもらす。
「へェ~、これが90年代最強の傭兵部隊『オリシス』ですか。隊長が戦場で育ったって云うのは本当だったんですね」
写真には中東かどこかで撮ったらしい、武装した男たちが笑顔で並んでいる絵が写っている。
「それで、どの人が親父さんなんですか?」
服隊長のその質問に、隊長はコーヒーを一口飲んだ後応える。
「全員さ」
この渋さ。
他の漫画にはそうはない。
それでいて、隊長の特殊さと強さの秘密を簡潔に表している。
優れた漫画はすべからく台詞回しも優れている。
沢山の漫画を読んできた僕の持論がそれである。
ちなみになんでこんな話をしているかというと、
最近の『EXILE』を見ていると、なんかこのやり取りを思い出してしまうんだよね。
「で、どれが『EXILE』なの?」
「全員さ」
『ERET』という作品では、日本が世界に対抗する為に極秘に組織した特殊部隊の活躍を描いているのだけど、その部隊が最初の作戦を終えて帰還した所で、組織のトップである大臣と、部隊長がこんなやり取りをする。
「部下に食事と栄誉を与えてくれ。それが出来るのはあんたしかいない」
「それで、お前はなにが欲しいんだ」
「俺には戦う場所があればそれでいい」
この隊長がこういうのには、その過去に理由があって、結局詳しくは語られなかったけれど、少しその過去に触れるシーンもある。
隊長の部屋には何枚かの写真が貼ってあって、それを見た副隊長が感嘆をもらす。
「へェ~、これが90年代最強の傭兵部隊『オリシス』ですか。隊長が戦場で育ったって云うのは本当だったんですね」
写真には中東かどこかで撮ったらしい、武装した男たちが笑顔で並んでいる絵が写っている。
「それで、どの人が親父さんなんですか?」
服隊長のその質問に、隊長はコーヒーを一口飲んだ後応える。
「全員さ」
この渋さ。
他の漫画にはそうはない。
それでいて、隊長の特殊さと強さの秘密を簡潔に表している。
優れた漫画はすべからく台詞回しも優れている。
沢山の漫画を読んできた僕の持論がそれである。
ちなみになんでこんな話をしているかというと、
最近の『EXILE』を見ていると、なんかこのやり取りを思い出してしまうんだよね。
「で、どれが『EXILE』なの?」
「全員さ」
いつも長沢を応援してくださって、ありがとうございます。
来年の1月から新連載をします。
私事のブログで申し訳ないのですが、長沢のお仕事情報なども載せておりますので、よろしければ、お暇な時にのぞいてみてください。
ぷらちな・R といいます。
これからもよろしくお願いします。
長沢先生の漫画、ホントホント大好きです。
新連載、すっごい楽しみにしています。
ぷらちな・Rも毎日遊びに行きます。
ご夫婦ともに、ご活躍されることを応援してます。