青春漫画

　少年は少女に憧れていた。中学の時からずっと。
　同じ高校に入り、憧れの人から声を掛けられた時、少年の心は天にも昇る気持ちだった。
　少女に進められた自転車。乗れなかった自転車に乗れるようになった時の喜びを少年は忘れていない。
　その喜びこそが少年を突き動かす原動力となり、駄目な自分を変えるためにも、少年は自転車に乗り続ける。

　やがて少年がぶつかる壁は、胸にある喜びそのものだった。少年は初めて乗った
時の自転車が忘れられず、同じ漕ぎ方ばかりをしてしまっていたのだ。
　それでは速くならない。漕ぎ方を変えなければ先に進めない。

　次号、少年が壁にぶつかったことを知った少女がある行動を取る。

　今週号の『オーバードライブ』はこんな話。毎度の事ながら胸にぐっと来ました。
　ああ、なんか青春してるなぁ～、という感じです。
　特にラストのページはもろ青春漫画でした。一巻のあるシーンの再現ですが、同様に胸に響きます。

　次号が楽しみ。早く来週ならないかな。
　って、あんた小学生かよ！！

　華麗なひとり突っ込みを披露した所で失礼します。

　皆さん、新学期等は満喫してますか？
　日々を楽しんでいる人も、残念なことにそうでない人も、どうか良き明日が訪れますように。