有川浩のデビュー作。★★★☆☆
塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。
その崩壊寸前の街の東京で暮らす男と少女。男の名は秋庭。少女の名真奈。静かに暮らす二人の前をさまざまな人々が行き過ぎる。あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた。
そして・・・「世界とか、救ってみたくない?」そそのかすように囁く男が、二人に運命を連れてくる。
第10回電撃ゲーム小説大賞、大賞受賞作。
圧倒的な筆力で贈るSFラブ・ファンタジー。
(文庫本の紹介文・原文)
~というお話です。
物足りない場面も、多々あります。
特に、後半部分、秋庭が本領発揮する場面をもっと描いてほしかったかな。
でも、自衛隊もの&恋愛もの、という点では、デビュー作にして既に有川ワールドです。
一気に読ませるパワーは、さすがです!
さて、とうとう有川作品を読了してしまい、あとは新作を待つのみ、となりました。
ちょっと寂しいです。
図書館戦争シリーズも、あと一作で終わるらしいので、今後の作品はどうなっていくのか~有川浩さんから、目が離せません
