杏の読書日記プラス

本が好き。お昼寝が好き。こどもが好き。
読書日記から写真日記へリニューアル♪

子ぎつねヘレン

2006-04-24 15:29:05 | 映画
映画を観てきました。

平日の朝10:15~の上映ということもあり、観客は私ひとり。
劇場のスクリーン、ひとりじめでした

あらすじ(パンフより抜粋)~
タンポポが咲き誇る春の北海道で、東京からやって来た少年・太一は、一匹の子ぎつねに出会った。
太一は、母親とはぐれたひとりぼっちの子ぎつねを、放っておけなかった。
子ぎつねに、母親が忙しく、いつも淋しい思いをしている自分自身を重ねたのだ。
太一は母に預けられた森の動物診療所に子ぎつねを連れ帰り、一生懸命に育て始める。
その様子を時に厳しく、時に温かく見守る診療所の獣医・矢島。
子ぎつねの目と耳が不自由なことに気付いた矢島は、医師としての限界に心を痛める。
「まるでヘレン・ケラーだ」そんな矢島の一言から、太一は子ぎつねにヘレンと名付ける。
やがてヘレンは太一にだけは、その小さな体いっぱいに愛情と信頼を示すようになる。

かんそう~
太一役の深澤嵐くんが、とてもかわいかった
特に、ほっぺ。ぷくぷくしてて、さわりたくなっちゃいました

矢島役の大沢たかおさん。厳しくて、温かい、獣医さんにぴったりでした。
ますます惚れちゃいました。かっこいい~
「陽気なギャングが地球を回す」の公開も近いので、しあわせです

太一の母・松雪泰子さんも、矢島の娘・小林涼子さんも良かったです。
脇役の阿部サダヲさんと吉田日出子さんも、存在感抜群でした。

北海道の風景の美しさと、太一とヘレンのかわいさに、心奪われる映画でした。
ラストは、もちろん、涙・涙・涙~わかってても、泣いちゃいました。

原作は、こちら↓

子ぎつねヘレンがのこしたもの
竹田津 実著偕成社 (2005.9)通常24時間以内に発送します。



おまけ

映画が始まる前の予告で、「ガメラ」がありました。
少年が、ガメラに向かって「生きろ、トト!!!」と叫ぶ場面で、涙がポロッ
男の子が頑張る姿に弱いんですぅ




ももです~

映画から帰ってきたおかあさんに、散歩に連れていかれました。
きれいなはっぱの前で、「とまって」とか「こっち向いて」と言われました。
おかあさん、ワタシはももで、ここは九州ですよ。
映画のような写真を撮るのは、ムリだと思います
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販促グッズ

2006-04-23 23:27:48 | 


本屋さんで、挟み込み付録以外の「おまけ」を貰ったことありますか?
バックだったり、ボールペンだったり、缶バッジだったり・・。
それは、宣伝のための「販促グッズ」と呼ばれるものです。

小学館、集英社などは、人気作品を使ってあり好評です。
真ん中の小さい箱は、トランプ。現在配布中。
従業員向けのものもあります。
NANAとNARUTOのハンカチは、コンテストに応募してGETしました。





出版社から送られてくるPOPや、ポスターなど、使用後は原則処分なのでしょうが、お客様に頼まれて、お譲りする場合もあります。
とはいっても、お店の方針もあり、対応はさまざま。
私が現在働いてるところも、お断りしてます。

写真は、以前働いていた本屋さんで使っていたものです。

数ある販促グッズの中で、ビックリしたのが、カップ麺と胡椒。
おいしく、いただきました
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不安

2006-04-22 23:15:54 | 日記


ドリカムのコンサートが近付いてきました。
一週間後の4月29日、福岡・マリンメッセ。

でも、チケットがまだ届きません
ネットオークションだったので、ギリギリに届く~とは思うのですが。

不安です
夜も眠れません(嘘です!)

どうか、無事にチケットが届きますように



ももです~

暖かくなったり、寒くなったり、ワタシも大変です。
いっぱい毛が抜けます。ひゃ~
コメント (6)
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ゲド戦記

2006-04-21 23:11:09 | 
ゲド戦記 1
ゲド戦記 1
posted with 簡単リンクくん at 2006. 4.21
ル=グウィン〔著〕 / 清水 真砂子訳岩波書店 (2006.4)通常24時間以内に発送します。



とうとう出ました。「ゲド戦記」のソフトカバー版。
1~3巻、一気に発売です

もちろん、買いました
何故なら、映画の予告編を観てしまったから~

この夏公開のスタジオジブリの新作。
こちらで観られます 「ゲド戦記」予告編

この予告編だけで、めちゃめちゃテンションあがります
映画みなくちゃ!原作読まなくちゃ!!
7月が待ち遠しいです

コメント (4)
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サウスバウンド

2006-04-20 21:28:57 | 
サウスバウンド
奥田 英朗著角川書店 (2005.6)通常24時間以内に発送します。


奥田英朗作品、初めて読みました。★★★★★

上原二郎、小学六年生。父・一郎は、二郎が物心ついたときから家にいて、母・さくらが喫茶店を営んでいる。二郎は、父親とはそういうものだと思っていて、小学生になって、ほかの家は、そうではないことに気づく。姉の洋子は、22歳。広告会社で働いている。妹の桃子は、小学四年生。父が会社員でなくても、一家は東京・中野で平穏な日常を送っていた。

二郎は、中学生からいじめを受けるようになる。今まで、知らずにいた父や母の過去が、少しずつ明らかになってくる。家に居候がやってくる。アキラというその人は、父や母の過去とつながりのある人らしい。

平穏な暮らしが、変わり始め、気づいたら、事件に巻き込まれ、警察にまで連行されてしまった二郎。そこから、話は急展開をする。
「我が家は、沖縄の西表島に引っ越すことにしました」と母が宣言。一家は、長女・洋子を残して、沖縄へ移り住む。

そして、移住したところは、西表島の森のなかの廃屋だった。これまで働いたことのない父が、畑仕事や漁をする姿をみた二郎は、父を頼もしいと思うのだが。

この廃屋を巡って、一家は、また大きな事件に巻き込まれてしまう。

『過激派集団・革共同』で行動隊長だった父・一郎は、警察からも「伝説の闘士」と呼ばれる存在だった。その父は、二郎にこう言い残す。
「世の中にはな、最後まで抵抗することで徐々に変わっていくことがあるんだ。平等は心やさしい権力者が与えたものではない。人民が戦って勝ち得たものだ。誰かが戦わない限り、社会は変わらない。おとうさんはその一人だ。わかるな」と。
そして、母は、「おとうさんとおかあさんは、人間として何ひとつ間違ったことはしていない」と言う。「人の物を盗まない、騙さない、嫉妬しない、威張らない、悪に加担しない、そういうの、すべて守ってきたつもり」と。

~534ページもの、長い長い作品でした。

家族の話であり、夫婦の話であり、民族の話でもあります。
泣いて、笑って、心に残る場面が幾つもあります。

第一部の東京編も、良かったけれど、第二部の沖縄編が、とてもとても良いです。

東京にいた頃は、型破りな父の言動に、迷惑を被っているとばかり思っていた二郎。
しかし、西表に来てからは、その父が頼もしいと思い始め、誇らしい気持ちも芽生えてきます。

「おとうさんを見習うな。おとうさんは少し極端だからな。けれど卑怯な大人にだけはなるな。立場で生きるような大人にはなるな。」
「これはちがうと思ったらとことん戦え。負けてもいいから戦え。人とちがっていてもいい。孤独を恐れるな。理解者は必ずいる」

こんなに強いメッセージを伝えられるおとうさんは、かっこいいです。
同じようには生きられないかもしれないけど、(なんせ、過激派です)
心の中に、このメッセージがある限り、まっすぐ生きようと思えてきます。

父・上原一郎、母・さくら。
娘・洋子、息子・二郎、娘・桃子。
この家族と、この物語が大好き

2006年、最初の五つ星です


コメント (2)
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