アプリコット プリンセス

チューリップ城には
とてもチャーミングなアプリコット姫がおりました

赤穂事件  本多 政利 減封の上、転封、預かりの身

2023-01-16 09:38:33 | 漫画

       赤穂事件  本多 政利 減封の上、転封、預かりの身



 赤穂事件の真相も然り、本多政利の粗暴な振る舞いも、
同じく同様に、その真相は想像の産物と言わざる得ない。
 
 真実は、闇の中。

 都合の悪い出来事は隠され、
嘘であっても権力者に有利な事は書き記される。
権力者によっての歴史は、如何にでも操作できるのだ。



政勝(本多政利の父親)は
実子の政利に家督を相続させようと考え
大老・酒井忠清に取り入ろうとした。
 
本多政朝の跡とりの 政長(本多政朝の実子)は、まだ幼かったため
やもなく、本多政朝の跡は政勝が相続している。

その後、政勝が死去すると、
政利は即座に酒井忠清に裏工作し、
政勝の遺領6万石を相続することに為る。

当時、酒井忠清の権力は絶大であり
本多政勝、本多政利 親子は
上手く取り入ったのであろう。

しかし、残りの遺領9万石は
政長(本多政朝の実子)が引き継いでおり
政利にとって政長は邪魔な存在になっていた。

その後、政利は政長を毒殺したと伝えられている。

この時、酒井忠清の権力は絶頂期であったから
政利は忠清に取り入れば
残りの遺領9万石も手に入ると考えたのかも知れません。

しかし、政利の思い通りにはならず
6万石のうち3万石を宗家の忠国に返還する事になり
播磨明石へ転封となる。

その後、陸奥大久保(岩瀬藩)に1万石に減封の上、転封

そして、今は領地没収の上で
出羽国庄内藩主・酒井忠真の預かりの身となっていた。

政利の転落は、
酒井忠清の失脚によって運命付けられていたようだ。

出羽国庄内藩の酒田港は
これから大きく発展し賑わう湊である。
そこに、庄内藩の財政を支える豪農が育とうとしていた。

今は、西の淀屋が絶頂期であるが
淀屋には暗い影が差し迫り
酒田の豪農には大きな好機が訪れようとしていた。