アプリコット プリンセス

チューリップ城には
とてもチャーミングなアプリコット姫がおりました

相対性理論の不都合な真実⑶

2023-11-13 10:01:22 | 理論物理学 素粒子


 アフィン空間は原点を持たない抽象空間ですが、共変性を持つことができる最も単純で基本的な空間構造になっている。

 では、宇宙の構造に偏向的な共変性がある場合の土台となる基本空間構造とは何であろうか?

 但し、その構造にはアフィン空間が重なって存在しており、二種類の基本構造が住み分けをしながら重なっている必要がある。

 このような性質を持つ空間構造には、古典ブラックホールがある。古典ブラックホールは事象の地平面(ヌル面)と特異点で構成されており、ヌル面は二次元のアフィン空間、特異点はゼロ次元の原点になっており、アフィン空間と座標空間の特徴を両方含んでいる。

 但し、古典ブラックホール構造をもつ空間を、そのまま使うことはできない。問題は特異点とヌル面にあり、この問題を取り除くためには、「量子もつれ」を考慮した近代ブラックホールの構造も考慮する必要がある。但し、近代ブラックホールは、アフィン空間のみが舞台になっており、座標空間は含まれない。物理学の基礎が共変性にあることから、全ての事象をアフィン空間のみで説明できると考えている。

 相対性理論の不都合な真実が説明できる空間には、古典ブラックホールと近代ブラックホールの特性が両方含まれている必要がある。そして、古典ブラックホールの欠点になっている特異点の問題を解明する必要がある。