気温がだんだん低くなり、
会社の暖房がフル稼働になっていますが、
私の席付近の暖房が、なぜか『20度設定』になるのです

フロアの他の暖房は、
27度だの、25度だの、みんなの好きな温度になってるのに、
私の席付近だけ、常に20度。
控えめに23度とか上げてみても、
さむっ…
て、次みたら、必ず20度に下げられている


スゲー寒いんですけど…誰が下げてんねん、と思い、
付箋に『20度は冷気過ぎて寒いです』って書いて貼って、23度にしたのに、
寒い…
ってまた見たら、20度に下げられてる






他の暖房の室温をいじったら、ずっとそれをキープしてるのに、
自分のとこだけ20度に下げられる。
付箋に寒いって書いてんのに

他の社員くんに、この話をしたら、
『僕が26度に変えてあげます
』って変えてくれたけど、

社員くんも私もそこから違う仕事して、
ふと設定を見たら、20度に下げられているのです

『えっ
今だれが歩いてたのか見た
』って聞いたけど、


二人とも設定パネルから離れた所にいたから、見てないのです

マジで誰?と思い、上司に、
『上司が犯人ではないと思ってるから喋りますが、
最近ここの暖房だけ絶対20度に下げられるんです。
自動設定じゃなくて、手動ですよね?
』って言ったら、

『総務でも自動設定なんてしてないから、手動だろうな…。隣の部屋の人間かな。自分、誰からそんなに嫌われてんのん
(笑)』と言われ、

『いやぁ…最近誰からもそこまで嫌われてるとか無かったと思うんですけど…
(笑)付箋に寒いって書いたのに下げてくるし、陰湿だわぁ…
』って言ったら、


『風邪引かれても困るし、俺が“設定をいじるな
”って書いて、俺の名前も書いとくわ
それでも下げてきたら、スゲーだろ
』って言って、



大きな付箋に『総務で室温を管理してるので、いじらない事
』って名前入りで書いて、ベタッと貼ってくれたので、

これで大丈夫や…と思い、
その日は忙しかったので、バタバタしてて忘れていました



翌日…

え…寒いんですけど…

いや、そんなまさか…
上司が名前入りで書いて、セロテープでビッチリ貼ってくれたのに…
信じられない…
そーっとセロテープをはがす…付箋を取る…
表示:20度
ひぃぃぃ~!こわいこわいこわいッッ!









なんでこんな執拗に下げてくんの

そんなに私の事きらいなの



慌てて上司の所に駆け込んで、
『…聞いて下さい、また20度になっています…
』って、多分青い顔しながら言ったら、

『うそだろ
俺が書いたのに
自分、ホンマどんだけ嫌われてんねん
(笑)』




『私、室温のせいじゃなくて、気分的にサムー……ってなりました

執念が凄い
なにがなんでも下げてくる執念が怖い
』って言いながら、


上司と一緒に、暖房の設定パネル前に行って、
上司がパネルをピコピコ押して、一行ずつ確認していきました

『あ……』
『自動設定:30分後に20度の設定に戻る』
おいおいぃぃぃ~~~

私の上の暖房だけ、変な設定になってんじゃん



自動設定なんじゃん



30分後に20度って、やられてる人間からしたら、
めっちゃ頻繁に執拗に下げられてるように見えるから



自動設定で律儀に働いてる暖房に、
『執拗に下げてくる執念が怖い』
『何回も何回も20度にしてくる』
『私、誰に嫌われてんのん』
『陰湿』
とか、自分が今まで吐いたセリフを思い出して、
ブッハーって大笑いしました( ;∀;)

てか、
『寒いです』って暖房に手紙を書いた事になる。
ブッハッハッ



からかうのはやめろ、いい歳したオバチャンなんやから
(笑)

んも~ビックリィ~

それからは、26度に設定された暖房の下で働いてたら、汗が出ました

寒いだの暑いだの、うるさい体だな、私も
(笑)

社員くんに『自動設定だったわ~
』って言ったら、大笑いしてました
(笑)


『そういや僕、その席付近だった時から確かに寒かったですわ
』って言うてました


この前は、ベンツがカチ割れた話をしながら、不時着した岡山のきびだんごを配ってたのに、
今日は自動設定の暖房にマジ怯えるという、
話題に事欠かない感じが、社員くんに大ウケできたようで、
オバチャンもちょっと苦笑いです
(笑)

さ、今日も働こっと、25度で



(26度はちょっと暑いさ~
)
