11月22日、「船場博覧会2011・まち歩き&グルメツアー」に参加しました。
船場博覧会は22・23日の神農祭にあわせて開催されてるイベントで今年で四回目となります。
コースは大阪証券取引所~除痘館~適塾~少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)~与太呂
10時に集合し、最初に除痘館で洪庵記念館学芸員の方からスライドを見ながら緒方洪庵の天然痘との戦いにおける功績を詳しくお聞きしました。
江戸末期に天然痘(疱瘡)予防の普及活動の拠点となったのが、緒方洪庵を核とする大阪の「除痘館」です。緒方ビルの中にこんな施設があるなんて始めて知りました。大変勉強になりました。このあと適塾へ。
適塾は、蘭学者・医者として知られる緒方洪庵が江戸時代後期に船場に開いた蘭学の私塾です。幕末から明治維新にかけて活躍した人材を多く輩出し手塚治虫の曾祖父・手塚良庵もその一人との事です。
少彦名神社へ向かう途中にサプライズがありました。「青山ビル」の前でこのビルのオーナーにお会いし、ビルの内部を案内していただきました。応接間など、ほとんどの部分が建てられた当時のまま大切に残されています。
「神農さん」と親しまれている少彦名神社にお参りし、宮司さんから神社の由緒などについて説明してもらいました。
1780年安永9年、道修町薬種中買仲間が仲間会所に日本の薬祖神である少彦名命と、中国の医薬の神様・神農氏を祀ったのがはじまりとの事。
病よけの「張り子の虎」のついた笹をいただき、併設の「くすりの道修町資料館」を見学し、いよいよ「鯛めしと天ぷら」で有名な「与太呂本店」へ。
天ぷらと鯛めし、明石の天然鯛をおだしと一緒に土鍋で炊きあげた自慢の一品がとてもおいしく、大変満足な一日となりました。
ご案内いただいた堺筋アメニティ・ソサエティ事務局の末澤さんありがとうございました。