新井律子建築設計事務所のブログ

住宅の設計を中心に仕事をしています

南山城村で「暮らし方研究会」セミナー

2011年04月30日 | 日記

 423日、南山城村で暮らし方研究会「リライフ」セミナーが行われ、雨の中たくさんの方が参加されました。茶摘み体験の予定でしたが、新芽の生長が遅れ当日は茶摘みをすることができませんでした。

しかし、滋賀・三重・奈良の三県が一望のもとに望める茶畑は、美しく広がりすばらしい眺めでした。

シートが掛けられた箇所がお茶を摘む予定の茶畑です。

  

辻本製茶工場 代表の辻本英巳さんから「この芽が新茶に、茎は番茶に」など、茶摘みの方法について詳しく説明を受けました。

 

点在するポールに付いたプロペラについての質問が・・・。このプロペラは、一番茶の新芽の萌芽から摘採までの時期に発生する凍霜害から、お茶の葉を守ってくれるのだそうです。実際に回してもらいましたがかなりの音が発生します。 

 

 

その後、製茶工場へ。お茶になるまでの工程を説明していただきました。

手もみの作業をこれらの機械がそのまましてくれます。お茶はほとんどが水分で2割程度に減ってしまうそうです。

大変手間のかかるお仕事だと改めて実感しました。

 

いよいよ山小屋に行き、昼食のバーベキューです。

オーナー自作の豚汁?(いのしし肉を使用)、会員さん差し入れの骨付鶏肉とやきそばと焼き肉など自然の中の食事は格別で食が進みます。食後は、自作の茶室でお薄の一服。

 

 

山小屋は新築から数年経ちますが、建物は2階でデッキにつながり、作業場・茶室・脱衣室兼水屋・露天風呂・目隠塀・小道など、どんどん進化しています。

 露天風呂

熟年オーナーの「いくらでもやる事がある」という誇らしげな笑顔が印象的でした。

 

元気を与えてくれる、楽しい充実した一日となりました。

 


「大乃や」でランチ

2011年04月19日 | おいしいものが好き

今日、大阪法務局へ行きました。北浜タワーを目印に事務所に帰る途中、左手に「大乃や」がありました。

格式のある佇まい、「ランチを食すには高いのでは?」と思い、おそるおそるメニュー看板を見るとそれほどでもない。

入り口でおかみさんらしい女性が笑顔で「どうぞ」「一人でも良いですか?」「どうぞどうぞ」

誘われるままに玄関で靴を脱ぎ、長い廊下を歩くと、大広間で畳にテーブルと低めの椅子が何席も並べられていました。

早速、1,200円の「六華膳」を注文。

色鮮やかに並べられた膳が・・・。おさしみ、てんぷら、だし巻き卵、お豆腐、お味噌汁、つけもの、酢の物、ひじき、小鉢などなど。

これもおいしい!ひとつひとつ楽しみながら食しました。

満足して支払いを済ませると、きちんと私の靴が揃えられている。

「たくさんの靴のなか、ちゃんと覚えてくれていたんだ!」。事細やかな配慮が行き届いたお店でした。

帰りがけにお弁当250円というお店に行列ができていました。これもいいかな。

これからの季節、ダイエットも兼ね、少し足を伸ばし「おいしいお店」を探索したいと思います。

「大乃や」 昭和26年創業の伝統と格式のお店です。 http://www.o-noya.com/top.html

 


アクアライナーで大川の桜見物

2011年04月11日 | 日記

桜が満開の季節になりました。
昨日、満開の大川の桜を見にアクアライナーに乗船しました。
11時に淀屋橋の乗船場に到着しましたが、たくさんの人で1時20分発のアクアライナーのチケットをようやく購入できました。
食事を終え、いよいよ乗船。
淀屋橋港から八軒家浜船着場・OAP港・大阪城港の約60分の周遊です。
前にも乗船した事がありますが、桜の季節は始めて。満開の桜の大川、格別の景色です。

 天満橋

 


 

たくさんの船がででいて、皆さん楽しそうに手を振ってくれました。

 中之島公会堂も船から見る景色はなかなかのものです。

東日本の方々にはなんだか申し訳ないですが、桜見物を満喫しました。


見かけより構造が大事 宝塚でのリフォーム工事

2011年04月07日 | 設計の仕事が好き

4月2日、宝塚のリフォームが完成しました。昨年、知人のTさんご夫妻からご相談がありました。
築約20年の住宅の改修のご相談です。

相談内容は、
1.三幅対の掛け軸を居間に掛けたいのでそのしつらえを考えて欲しい。
2.バルコニーの扉が内開きになっていて雨が入らない方法をいろいろ工夫してみたがうまくいかない。

 苦労のあとが伺えます。

3.バルコニーの下の雨漏り跡の点検。

さっそくお伺いして
1.居間の一部に床の間と畳スペース、その部分の天井を下げる。

2.既製のアルミ扉に取り替える。

3.その箇所の天井を取り外して点検の上、検討する。という提案しました。

しかし、素敵なパティオスペースでいろいろ打合せしていると三階まで吹き抜けた空間に構造上問題がないのかという疑問が・・・。

Tさんご夫妻に補強の必要性をお話しすると
奥様から「そう!私も不安に思っていました。」
ご主人から「地震が起きたら夫婦そろって死んだら良いと思っていました。」

そんな訳にはいかないと、見かけよりは構造補強とメンテナンスを優先することになりました。

2階梁を設置、火打ち材を角の4箇所設置しました。 

ご主人から「そう言えば、当初、角に金物が付いていたんですけど、不細工なので外してもらいました。」

そんな事をしてはだめです。火打ち材は地震の時などに建物の角がゆがまないようにする大切な部材です。特に隅柱では重要です。

そんな会話があり無事に取付が終わりました。火打ち材の一ヶ所を壁にクラックが出てきていた3階に取り付けました。

 

ご夫妻から「これで地震でも生き残れる可能性が出てきた。ありがとうざいました。」と感謝の言葉をいただきました。

東日本大地震の前に決めた事ですが、少しでも安全になって良かったと思います。


暮らし方研究会のセミナーで茶摘み体験

2011年04月01日 | 日記

3月26日、久しぶりに南山城村にあるHさんの山小屋を訪れました。

六年前に完成した別荘ですが、Hさんの自作で要塞に変身していました。

 


東側にある自作の露天風呂は見ていたのですが、そこに脱衣室を兼ねた水屋を配した部屋と茶室と作業場が併設されていました。


既存の建物と2階のデッキでつながり、梯子でその建物に行くことができます。なんだか楽しそうです。
Hさんは退職され、いまも何日かは会社に行かれているようですが、休日は山小屋へ。「いくらでもやる事がある」と充実した表情です。


暮らし方研究会のセミナーで、4月23日(土)、近くにある茶畑での茶摘み体験と山小屋でのバーべーキューを予定しています。
Hさんはお茶もされていて、茶室で抹茶もいただくことができます。

その日は準備のため、茶畑にも行きました。

辻本製茶工場代表の辻本さんが案内してくれました。セミナーでは茶摘みの指導をしていただきます。


茶畑には、上の写真のように最上部にプロペラのついた柱のようなものがたくさん配置されていました。
風力発電?と思ったのですが、これは、遅霜による被害を予防するための装置で、一般に「防霜ファン」と呼ばれるものなのだそうです。霜は茶の成長に影響し、茶葉の品質を低下させますから、遅霜の恐れがあるときは、これらのプロペラを回転させて、地表付近に冷たい空気が滞留しないようにするようです。

一面に茶畑が広がっていてすがすがしい気分です。

天気に恵まれればよいのですが・・・。
楽しいセミナーになると思いますので、ご興味のある方は、「暮らし方研究会」までお問い合せください。

http://www.kurashikata.gr.jp/