新井律子建築設計事務所のブログ

住宅の設計を中心に仕事をしています

第11回家庭料理家土井敏久先生の暮らしの味わい講座

2013年03月02日 | 暮らしの味わい講座

2013年2月17日(旧暦1月28日)、「第11回家庭料理家土井敏久先生の暮らしの味わい講座」に参加しました。
泉佐野・旧新川家住宅での開催です。

 

旧新川家住宅では、お雛飾りがたくさん展示されています。奥の間のお雛様は新川家の古いお雛様です。面長のお顔立ちです。この雛飾りのみお内裏様は右に並べられています。
今は向かって右がお内裏様(男)で左がお雛様(女)になるのが一般的なようですが、日本では本来向かって右が高位ですから元々の雛飾りも、向かって右にお内裏様でした。
ソトグラで講師である土井敏久先生が持ってこられた棚田の大きな写真からお話が始まりました。


「休耕田を活かし、美しい棚田と古代米で地域おこしを!」との相談を受け、「ももいちご」で有名な徳島の佐那河内(さなかわち)村に行ってこられたそうです。
一番の素材は「古代米黒米」。棚田の景観と古代米。いつまでも残して欲しいすばらしい風景です。
今回のテーマは「鰆」
一部は「食べ聞かせ時間」
毎回、講義内容や作り方の入った冊子を頂きます。
○素材「寒鰆」
瀬戸内の鰆が美味しく、漢字から「旬は春」と思われがちですが、地域によって旬の時期は異なります。秋以降、特に1月から2月の脂ののった「寒鰆」は最も美味しいとされています。
江戸時代の初期に中国から伝来したとされる「からすみ」現在ではボラの卵巣を用いた長崎産のものが有名ですが、元来は鰆の卵を原料として製造されており、当時は高松藩の藩主や江戸幕府への献上品として珍重され、大衆には「はるいお」として伝統行事に用いたとされています。
驚きです。

○味くらべ


料理の基本は「だし」。「だし」は一番大事です。
「こんぶ」「鰹」「いりこ」の水だしと「一番だし」の味くらべをしました。
当てる事が出来ました。
二部は団らん味わいの時間
お弁当をいただきます。
ロ賞味メニユー
『冬の足跡 春の足音♪』

 茶碗蒸し


 かぶとサーモンの巻物
 蕗の薹と人参の天ぷら
 海老の押し寿司
 椿もち

 最後に 「魚すき」
さめても美味しい茶碗蒸し。やはり料理は「だし」が決め手!魚すきも美味しい!
まさしく食を楽しむ「味わい講座」、いろいろ経験できます。

三部は松本さんの友人のシャンソン。好きな曲をたくさん歌って頂きました。楽しかったです。

「第12回家庭料理研究家土井敏久先生の暮らしの味わい講座は2013年3月24日(日曜日)です。テーマは「豚肉」泉佐野・旧新川家住宅で行われます。
お申し込みは「エムエムアイ」へ http://ameblo.jp/ajiwaikoza/

 


第10回家庭料理家土井敏久先生の暮らしの味わい講座

2013年01月22日 | 暮らしの味わい講座

2013年1月13日(旧暦12月2日)、「第10回家庭料理家土井敏久先生の暮らしの味わい講座」に参加しました。
泉佐野・旧新川家住宅での開催です。当時、醤油業を営んでいた旧新川(にいがわ)家の住宅は、妻入り錣葺き(しころぶき)の、間口がゆったりと広く柱や木組みが野太い農家建築で、当時の泉南地域の建築様式を伝える貴重な建物として泉佐野市の文化財に指定されています。

 

奥にある「ソトグラ」で、土井敏久さんからのお話が始まりました。


今回のテーマは「餅」
一部は「食べ聞かせ時間」
毎回、講義内容や作り方の入った冊子を頂きます。
○素材「餅」
丸餅・角餅・のし餅・つき餅・ねり餅
餅は本来小麦粉などで作った麺などの粉料理。中華文化圏などでは穀物の粉から作ったねり餅。
日本の「もち米」を蒸しつく「餅」
中国の「小麦粉」を砕いて粉にする「上新粉」
韓国の「うるち米」を蒸しつく「トッ」
があります。
餅は民俗学でいうハレの日の食べ物であり、特に神祭などの祝いの日に食し、稲作農耕の食文化です。

○味くらべ
杵でついた餅、切り餅・機械でついた餅の味くらべの予定でしたが、忘れてこられたとの事で残念!次回のお楽しみ。

二部は団らん味わいの時間
お弁当をいただきます。


ロ賞味メニユー
『土井家のあん餅雑煮』

 
<壱の重>
 魚の包み焼き
 キャベツの紅漬け
 わけぎと貝柱のぬた
 鶏肉団子・湯葉・かぶらの炊き合わせ
 ふろふきかぶら
 山の芋の磯揚げ
<弐の重>
 小豆がゆ
 あん餅雑煮

あん餅雑煮、始めていただきます。香川出身の土井家のお雑煮です。瀬戸内産のいりこ・白味噌・あん餅・大根・にんじんが入っています。「白味噌」と「あん」がうまくマッチングしています。デザート気分で、美味しかったです。
まさしく食を楽しむ「味わい講座」、いろいろ経験できます。

 おみやげの「いも餅」

三部は松本圭介さんの「砂栽培農業」のお話と藤原さんの泉佐野の豪商、食野(めしの)家の紙芝居でした。「おしゃべり」がおもしろい!爆笑です。

 

「第11回家庭料理研究家土井敏久先生の暮らしの味わい講座は2013年2月17日(日曜日)です。2月までは泉佐野・旧新川家住宅で行われます。
お申し込みは「エムエムアイ」へ http://ameblo.jp/ajiwaikoza/


第9回家庭料理家土井敏久先生の暮らしの味わい講座

2012年12月18日 | 暮らしの味わい講座

2月9日(旧暦10月26日)、「第10回家庭料理家土井敏久先生の暮らしの味わい講座」に参加しました。
今回から泉佐野・旧新川家住宅での開催です。18世紀末の江戸時代、農民、漁民、商人、手工業者からなる町場が形成され、独自の町人文化を開花させていた泉佐野。当時、醤油業を営んでいた旧新川(にいがわ)家の住宅は、妻入り錣葺き(しころぶき)の、間口がゆったりと広く柱や木組みが野太い農家建築で、当時の泉南地域の建築様式を伝える貴重な建物として泉佐野市の文化財に指定されています。旧新川家住宅では、さまざまな展示を行っており、「ソトグラ」では泉佐野の豪商、食野(めしの)家・唐金(からかね)家の展示をしています。「諸国家業じまん」といって江戸時代の豪商の番付表が展示され、食野(番付表では飯野)佐太郎は、三箇津(京・大坂・江戸)を除く、「諸国」で大関(当時は大関がNo.1)となっています。
その「ソトグラ」で講師である土井敏久さんからのお話が始まりました。


今回のテーマは「鰤(ぶり)」
一部は「食べ聞かせ時間」
毎回、講義内容や作り方の入った冊子を頂きます。
○素材「鰤」
鰤は成長するにつれて呼び名が代わる出世魚です。呼び名は地方によって違い、実際には100近い地方名があると言われています。
関東:「わかし」→「いなだ」→「わらさ」→「ぶり」
関西:「つばす」→「はまち」→「めじろ」→「ぶり」
九州:「わかなご」→「やず」→「はまち」→「めじろ」→「ぶり」
「鰤」と言う漢字は、旧暦の師走に一番脂がのって美味しくなることから生まれたと言われています。
ぶりには良質なたんぱく質と脂質が豊富に含まれています。又、ビタミン・鉄分・IPA・DHA・パルミトオレイン酸などの栄養成分が含まれています。
○味くらべ
A.天然「ぶり」
B.天然「はまち」
C.養殖「ぶり」

それぞれ味くらべします。天然ものは食感がしっかりしています。

二部は団らん味わいの時間
お弁当をいただきます。


ロ賞味メニユー
『出世魚ぶり三種』
<壱の重>
 長芋のスモークサーモン巻き
 ゆり根の梅肉和え
 焼きなます
 ぶりの塩焼き
 ふろふきかぶら
 鶏の竜田揚げ
 ぶりと大根の煮もの
<弐の重>
 さつま芋ごはん
 香の物
 ぶりの粕汁
 デザート

 

ぶりの粕汁、美味しかったです。家では「さけ」を使用していますが・・・。
ぶり大根もしっかり味がのっています。「あじまるみ大根」を使っているとの事でした。

まさしく食を楽しむ「味わい講座」、毎回勉強になります。

三部は松本圭介さんの「食の安全」のお話と藤原さんのマジック?でした。「おしゃべり」がおもしろい!爆笑です。

 

「第10回家庭料理研究家土井敏久先生の暮らしの味わい講座」は2013年1月9日(日曜日)です。

テーマは「もち」です。3月までは泉佐野・旧新川家住宅で行われます。
お申し込みは「エムエムアイ」へ http://ameblo.jp/ajiwaikoza/


 


「第8回家庭料理家土井敏久先生の暮らしの味わい講座」

2012年11月20日 | 暮らしの味わい講座

11月18日(旧暦10月5日)、「第9回家庭料理家土井敏久先生の暮らしの味わい講座」に参加しました。

来年三月までの一年間、毎月一回開催します。
今回のテーマは「黒豆」。

一部は「食べ聞かせ時間」
講師である土井敏久さんからのお話が始まりました。


○「黒豆」
産地は丹波地方発祥の「丹波黒」
粒が丸くて大粒、もっちりとした口当たり、表面に白い粉が特色です。
イソフラボン・サポニン・アントシアニン・植物繊維などの栄養成分が含まれています。


○味くらべ

 
A.丹波篠山産「丹波黒」自然乾燥・完熟品
B.丹波篠山産「丹波黒」火力乾燥品
C.北海道産「光黒」

それぞれ味くらべします。北海道産は小ぶりです。
皆おいしかったですが、一番は A かな。

さらに煮豆を味わいます。

A社・B社・C社と「なのな工房」の黒豆おもてなし煮です。
「なのな工房」の黒豆が自然な味付けでおいしかったです。さすがです。

二部は団らん味わいの時間
お弁当をいただきます。


ロ賞味メニユー
『おもてなし煮と普段煮の黒豆』
<壱の重>
 菊菜の白和え
 白菜の博多押し
 辛子れんこん
 牡蠣の松前焼き
 座禅豆
 牛肉の八幡巻き
<弐の重>
 吹き寄せおこわ
 香の物
とろろ昆布と生麩のお吸い物
りんごの蜜煮(デザート)

おみやげは「ぶたまん揚げパン」

「土井勝の黒豆の煮かた」と「座禅豆」のレシピを頂きました。お正月のおせちに参考になります。
まさしく食を楽しむ「味わい講座」、毎回勉強になります。

三部は松本圭介さんの「食の安全」のお話と三国高校の後輩の歌姫の登場です。

  

「天使にラブ・ソング」の第九、すばらしい歌声です。
松本さんも「シンディ・ローパー」の曲をギター伴奏。14年ぶりのステージとのことで緊張ぎみでした。なんだか微笑ましい!

「第9回家庭料理研究家土井敏久先生の暮らしの味わい講座は2012年12月9日(日曜日)です。テーマは「ぶり」です。3月までは泉佐野・旧新川家住宅で行われます。
お申し込みは「エムエムアイ」へ http://ameblo.jp/ajiwaikoza/


第7回家庭料理研究家土井敏久先生の暮らしの味わい講座

2012年10月29日 | 暮らしの味わい講座

10月28日(旧暦9月14日)、「第7回家庭料理家土井敏久先生の暮らしの味わい講座」に参加しました。

来年三月までの一年間、毎月一回開催します。
今回のテーマは「新米と雑穀」。

一部は「食べ聞かせ時間」
講師である土井敏久さんからのお話が始まりました。
毎回、講義内容や作り方の入った冊子を頂きます。


○「新米と雑穀」
ごはんを中心とした日本型食生活は、世界一栄養バランスが良いと言われています。
パンなどは油分のある料理には合いますが、ごはんはどんな惣菜にもマッチします。
しかし、ごはんと一緒に野菜・肉・卵・魚など自分の好みではなくバランス良く取ることも必要です。

○一合
一合は約6,500粒。
洗い米と水を同量で炊くとおいしいとの事、電気釜のメモりに頼るのではなくいろいろ試してみるのも良さそうです。
○味くらべ


新米+雑穀(A社、B社、C社)
新米ごはん
新米+押し麦ごはん
新米+もち麦ご飯
それぞれ味くらべします。はじめての食感です。

二部は団らん味わいの時間
お弁当をいただきます。


ロ賞味メニユー
『ごはんでいっぱい』
<壱の重>
 焼き松茸の菊和え
 しめ鯖の翁和え
 海老のらくがん
 魚の柚香焼き
 かぶとつくねの煮物
 栗と豚肉の煮物
<弐の重>
 十六穀米の栗ごはん
 香の物
きのこのお吸い物
八宝粥(デザート)

白米しか食べていない私ですが、雑穀は大変体によさそうです。おみやげにサンプルを頂きましたので楽しんでみます。
まさしく食を楽しむ「味わい講座」、毎回勉強になります。

「第8回家庭料理研究家土井敏久先生の暮らしの味わい講座は2012年11月18日(日曜日)です。テーマは「黒豆」です。
お申し込みは「エムエムアイ」へ http://ameblo.jp/ajiwaikoza/