2013年2月17日(旧暦1月28日)、「第11回家庭料理家土井敏久先生の暮らしの味わい講座」に参加しました。
泉佐野・旧新川家住宅での開催です。
旧新川家住宅では、お雛飾りがたくさん展示されています。奥の間のお雛様は新川家の古いお雛様です。面長のお顔立ちです。この雛飾りのみお内裏様は右に並べられています。
今は向かって右がお内裏様(男)で左がお雛様(女)になるのが一般的なようですが、日本では本来向かって右が高位ですから元々の雛飾りも、向かって右にお内裏様でした。
ソトグラで講師である土井敏久先生が持ってこられた棚田の大きな写真からお話が始まりました。
「休耕田を活かし、美しい棚田と古代米で地域おこしを!」との相談を受け、「ももいちご」で有名な徳島の佐那河内(さなかわち)村に行ってこられたそうです。
一番の素材は「古代米黒米」。棚田の景観と古代米。いつまでも残して欲しいすばらしい風景です。
今回のテーマは「鰆」
一部は「食べ聞かせ時間」
毎回、講義内容や作り方の入った冊子を頂きます。
○素材「寒鰆」
瀬戸内の鰆が美味しく、漢字から「旬は春」と思われがちですが、地域によって旬の時期は異なります。秋以降、特に1月から2月の脂ののった「寒鰆」は最も美味しいとされています。
江戸時代の初期に中国から伝来したとされる「からすみ」現在ではボラの卵巣を用いた長崎産のものが有名ですが、元来は鰆の卵を原料として製造されており、当時は高松藩の藩主や江戸幕府への献上品として珍重され、大衆には「はるいお」として伝統行事に用いたとされています。
驚きです。
○味くらべ
料理の基本は「だし」。「だし」は一番大事です。
「こんぶ」「鰹」「いりこ」の水だしと「一番だし」の味くらべをしました。
当てる事が出来ました。
二部は団らん味わいの時間
お弁当をいただきます。
ロ賞味メニユー
『冬の足跡 春の足音♪』
茶碗蒸し
かぶとサーモンの巻物
蕗の薹と人参の天ぷら
海老の押し寿司
椿もち
最後に 「魚すき」
さめても美味しい茶碗蒸し。やはり料理は「だし」が決め手!魚すきも美味しい!
まさしく食を楽しむ「味わい講座」、いろいろ経験できます。
三部は松本さんの友人のシャンソン。好きな曲をたくさん歌って頂きました。楽しかったです。
「第12回家庭料理研究家土井敏久先生の暮らしの味わい講座は2013年3月24日(日曜日)です。テーマは「豚肉」泉佐野・旧新川家住宅で行われます。
お申し込みは「エムエムアイ」へ http://ameblo.jp/ajiwaikoza/