新井律子建築設計事務所のブログ
大阪・北浜で住宅の設計を中心に仕事をしています
 



昨日、心斎橋のカンディハウスのショールームにて「オーレ・イェンセンによる新作、OJシリーズプレゼンテーション」がありました。
「OJ」シリーズはルイスポールセン社がデンマーク人デザイナー、オーレ・イェンセンと共同で開発した新しい照明器具です。
この器具製作に関わったルイスポールセン社担当者と、オーレ・イェンセン氏から、完成するまでのお話をお聞きすることができました。

オーレ・イェンセン氏は陶磁器デザインを研究テーマとして学び、これまでロイヤルコペンハーゲン社と共同でティポットやカップソーサなど創作し、他にもゴムなど様々な素材を使った日用品など、数多くのデザインを手がけられている人気のデザイナーです。
黒いTシャツに黒いパンツで現れ、ざっくばらんで暖かというのが第一印象です。

会場の前には「OJ」シリーズのテーブルランプ・フロアランプ・ウォールランプが置かれています。
説明通り、こどもに「ランプの絵を描いてごらん」というと、おそらくこんな形になるのではと思われるほど、ナチュラルなデザインです。

始めて挑む照明デザイン、コードの形からはじまり、ランプシェード・ベースの形まで、完成まで数多くのモデルをご自身で作りながらこのデザインになったそうです。
「きのこ」の様なドーム型のシェード。エッジのフォルムと、そこから出る柔らかい光。テーブルランプの支柱の途中からでたコードは動物のしっぽの様です。
シンプルでナチュラル、さらにユーモラスでもあります。

オーレ・イェンセン氏の人柄でしょうか、とても楽しい時間を持つことができました。

この照明の日本発売は12月1日の予定との事、いろんなところで見ることができると思います。楽しみです。

http://www.louispoulsen.com/jp

http://www.arai-ksj.info/mono.htm



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「秋季特別公開・佐保路の三観音」が10月23日から11月11日まで開催されています。
それに合わせ、10月23日、佐保路の三観音寺(法華寺、海龍王寺、不退寺)を訪れました。

まずは、法華寺へ



法華寺は、木造十一面 観音立像〔国宝〕や、護摩の灰を粘土に混ぜて形を作り、文様彩色を施した愛らしい犬形のお守りでも知られています。
本尊である十一面観音像は、我国木彫の最高作品といわれ、国宝中の傑作で、光明皇后のお姿をうつしたものだと伝えられています。像高1mほどの小さな仏さまですが、蓮葉の珍しい光背をおうて、立って居られるお姿は、あでやかで美しく、拝む人々の心に深くしみわたる思いがします。
「名勝庭園(国指定名勝)」を散策し、光明皇后ゆかりの「から風呂」を外から見て(残念ながら内部は見れませんでした)、月ヶ瀬村から18世紀の古民家を移築した「光月亭」で抹茶とようかんをいただき、ほっと一息。



立派な茅葺きの屋根の古民家です。
http://www.hokkeji-nara.jp/

次に海龍王寺へ
表門をくぐると両側を築地塀に囲まれた参道が続いており、この風景を愛する人は多く、いかにも奈良の寺院らしい特徴を残しています。
 

本尊の十一面観音菩薩立像〔重要文化財〕も、光明皇后が自ら刻まれた十一面観音像をもとに、鎌倉時代に慶派の仏師により造立された観音像です。高さ94cm、とてもやさしい表情をされています。

国宝の約4メートルの高さ五重小塔も必見です。
http://www.kairyuouji.jp/

最後に不退寺へ



佐保路にひっそり佇む藤原業平ゆかりの花の寺です。六歌仙のひとり、在原業平が、先祖の菩提を弔ったのがお寺の始まりと伝えられ、業平が自作した仏像、聖観音立像を安置した場所との由緒から、別名「業平寺」とも呼ばれています。
本堂(重文)には、聖観音立像とともに五大明王立像(いずれも重文)などが安置されています。聖観音立像は、背丈1m90cm、豊満な木造の仏像は珍しく、頭の両側でリボンを結び、それが肩にかかって膝まで垂れています。美しい観音様です。
在原業平朝臣画像が特別開帳されていました。
http://www3.kcn.ne.jp/~futaiji/

特別公開のページ
http://www.1300.jp/event/roam/yamatoji/index.html

佐保路には光明皇后ゆかりの逸話が数多く残されています。光明皇后は私の尊敬するマリアテレサのような方では・・・。
美しい、優しさに満ちた三観音を見て、とても穏やかな気持ちになれました。良い一日になりました。



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10月11日、造形工房 I.Tunitの「華+器展」を見に行ってきました。
2003年、造形工房 I.Tunitの田村一博さんと知り合い、それ以来、毎年秋に、泉佐野「新井家住宅」で個展を開かれています。



「新井家住宅」は曾祖父が、昭和七年迎賓館を兼ねて建てた純和風木造建築で、母がそこで育ちました。
ほぼ毎年、I.Tunitの田村さんと石田さんの作品を楽しみに伺っています。

今回は池坊聖流の華道家とのコラボレーションです。
玄関を入ると、田村さん製作の石の花器に負けない大胆な花が生けられていました。なかなか迫力があって良いです。



座敷の床にも、石の花器に「かりん」でしょうか?「みのり」と題した生け花が飾られていました。
その横の付書院には、漆に彩られた器が並べられています。



協賛の古民具の反田さんの何に使われていたのか興味深い家具も展示されていました。



「華+器展」は21日、木曜日まで開催されています。興味のある方はどうぞ。

新井家住宅について http://www.arai-ksj.info/araike.htm

催しについて(情報のページ)  http://www.arai-ksj.info/jyouhou.htm

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9月28日、久しぶりに日本の民家パイロットハウスに行きました。
「日本の民家」は仕事をリタイヤし、里山で素の生活に戻りたい熟年夫婦に、何にも増して仲良く暮らしていただくため、規格住宅としてプランニングした現代版「日本の民家」です。
9月9日、能勢の「やまぼうし」さんに伺ったときに、この建物のパースを見て、Tさんの奥様から「見てみたい!」という話が出ました。
来年春の入居まで、パイロットハウスとして見学させていただけると言うことで、今回、同じメンバー6人での訪問です。
行くたびに、庭や建物の中が少しずつ良くなっていて、それを見るのも楽しみにしていました。
敷地に入ると、「ザクロ」に実がなっていて、奥の「ふよう」の花が満開です。



さらに縁側に進むと「きんもくせい」生け垣から懐かしい香りがします。
「きんもくせい」の香りは、大好きで、小さい頃から庭からほのかに香るたびに気持ちがホットしていました。
深い屋根の縁側では、ウッディランドの津島さんとTさんが二人で話が弾んでいるようです。



家の中ではTさんの奥様が、めざとくシュロの箒を見つけ、「これはいい!」と言いながらセッセセッセとお掃除を始めました。
反対側の濡れ縁から心地よい風が流れていきます。



「とても良い建物!」と褒めていただきました。そう言えば以前、知り合いの設計の方にも、「あえて何も(デザイン) しないのが良い」とお褒めの言葉をいただきました。

行くまでの道には「彼岸花」・「コスモス」・「すすき」などが、秋の一日をさらに楽しませてくれました。

http://www.arai-ksj.info/nihon-no-minka-akame.html

ウッディランド http://www.woodyland.biz/minka-j.html




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今日、30数年ぶりで「はり重」でカレーライスを食べました。



入り口も昔のまま、店内も壁にはブルーのタイルが張っていて、それも昔のままです。懐かしかったです。
六百円のカレーライス、やわらかいお肉がたくさん入っていておいしいです。
ただ辛いカレーが苦手の私でも、もう少し辛い方が良いかな・・・。
牛カツのランチを食べている方もいて、なかなかおいしそうでした。

今のおしゃれなお店も良いですが、昔の雰囲気が残っているお店も好きです。ほっとします。

「おいしいものが好き」のページ http://www.arai-ksj.info/oisiimono.htm



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