朝事務所に向かう途中、道修町では、献湯祭の旗が道路脇に並べられています。
初めて知りましたが、道修町にある少彦名(すくなひこな)神社では毎月23日に献湯神楽(けんとうかぐら)という神事が執り行なわれているようです。12時半から始まるとのことで行ってみました。
神社に入るとすぐ、式の始まりを神にお知らせする太鼓が鳴り響きます。この神事では、浪速神楽の式目の内にある「湯立」(ゆだて)という神楽を奉奏します。
お湯は、煎じる・溶かして飲むなど、薬と深い関係があり、そのお湯を神に奉納することで人々の健康と、道修町の薬品業界が、無事役目を成し遂げられるよう祈ります。
巫女は、拝殿前に据え置いた、熱湯の入った湯釜を御幣で祓い鈴と御幣を持って舞います。
更に塩で祓い、湯釜にお米、お酒を注いで湯櫃(ゆひつ・桶)に汲み、神職に取り次いで神前に供えます。
神職は、本殿で崇敬者の家運隆昌、健康祈願のため「献湯奉賀帳」により、各社の社名、氏名を読みながら、祝詞を奏上します。
巫女は、舞衣を脱いで、襷(たすき)掛けの白衣白袴姿で薬効があるといわれる五葉笹の束を両手で持ち、太鼓の音に合わせながら、大きくお湯を跳ね上げて撒き散らします。
その後、赤い袴姿の巫女が「式神楽(しきかぐら)を舞います。
神事終了後は、記念撮影で神農さんと一緒に記念撮影をし、お神酒をいただいて帰りました。
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