新井律子建築設計事務所のブログ

住宅の設計を中心に仕事をしています

紅葉狩り、その2「永源寺と湖東三山」

2012年11月26日 | 日記

11月21日、高校時代の親友とご主人と一緒に永源寺と湖東三山を巡りました。

まずは永源寺、観光バスでの観光客で賑わっています。

永源寺は、南北朝時代の興安元年(1361)に、時の近江守護職、佐々木六角氏頼公が、入唐求法の高僧、寂室元光禅師(正燈国師)に帰依し、領内の土地を寄進して伽藍を創建したことが始まりです。禅宗のお寺です。

参道120段の石段を登ると十六羅漢像が・・・。

  

永源寺の紅葉は落葉期に入っています。一週間前はもっと良かったかも・・・。しかし参道や総門の屋根に落ちた紅葉も風流です。

   方丈前 

 開山堂 

瓢月亭で抹茶を頂きます。庭を眺めながら「ほっこり」

  

湖東三山(ことうさんざん)は、西明寺、金剛輪寺、百済寺の三つの天台宗寺院の総称。琵琶湖の東、鈴鹿山脈の西山腹に位置し、永源寺と共に紅葉の名所として知られています。まずは西明寺(さいみょうじ)へ

   二天門

本堂、三重塔(国宝)

    

金剛輪寺(こんごうりんじ)

 水雲閣、名勝庭園

 千体地蔵、風車が供えられています。

    

ここまでの階段が大変、足がガクガクです。やっと仁王門へ

 

仁王門には大きなわらじが吊り下がっています。七難即滅を願うものです。

百済寺(ひゃくさいじ)

  

百済寺は楽勝、階段は少なかったです。

私より年上の方もたくさん来られていましたが、皆さん元気。私には少しハードでした。

でも、湖東の秋を満喫しました。楽しい一日でした。

 


紅葉狩り、その1「一休寺」

2012年11月26日 | 日記

11月19日、暮らし方研究会・会員「野原工務店」社長のご案内で、一休寺に行きました。

 
一週間、紅葉が早く見頃でした。
酬恩庵一休寺はJR「京田辺」駅から1kmのところにあります。
酬恩庵一休寺に眠る一休さんは、人皇第百代、後小松天皇を父として、応永元年(1394)の元旦に誕生されました。天皇のそば近く宮仕えをしていた日野中納言の娘照子姫との間に生まれたといわれております。皇室の方だったのか!驚きです。


紅葉に色づいた石畳の参道を抜け本堂へ。

   

本堂は1429~41年(永享年間)に室町幕府の六代目将軍、足利義教の帰依によりたてられました。 本堂は、山城・大和地方の唐様建築中で、最も古い建造物で、重要文化財に指定されています。 本堂の内部には本尊釈迦如来坐像と文殊・普賢菩薩像が安置されています。

 
一休さんは、文明六年(1474)81歳の時、大徳寺の四十七世住持に任ぜられました。酬恩庵と大徳寺の二つを住持する一休さんの乗られた興が、今も一休寺に残されています。これに乗って都への往き来されたのです。

 
ご住職とお話をさせていただき、本堂で一休寺納豆と共に「ぜんざい」をいただきました。
一休寺納豆は約500年前一休禅師が中国からの製法をもとに伝えなおされたものです。おみやげに買って帰りました。
来年の暮らし方研究会「リ・ライフセミナー」を予定しています。坐禅体験もお願いできるとの事です。楽しみです。


「第8回家庭料理家土井敏久先生の暮らしの味わい講座」

2012年11月20日 | 暮らしの味わい講座

11月18日(旧暦10月5日)、「第9回家庭料理家土井敏久先生の暮らしの味わい講座」に参加しました。

来年三月までの一年間、毎月一回開催します。
今回のテーマは「黒豆」。

一部は「食べ聞かせ時間」
講師である土井敏久さんからのお話が始まりました。


○「黒豆」
産地は丹波地方発祥の「丹波黒」
粒が丸くて大粒、もっちりとした口当たり、表面に白い粉が特色です。
イソフラボン・サポニン・アントシアニン・植物繊維などの栄養成分が含まれています。


○味くらべ

 
A.丹波篠山産「丹波黒」自然乾燥・完熟品
B.丹波篠山産「丹波黒」火力乾燥品
C.北海道産「光黒」

それぞれ味くらべします。北海道産は小ぶりです。
皆おいしかったですが、一番は A かな。

さらに煮豆を味わいます。

A社・B社・C社と「なのな工房」の黒豆おもてなし煮です。
「なのな工房」の黒豆が自然な味付けでおいしかったです。さすがです。

二部は団らん味わいの時間
お弁当をいただきます。


ロ賞味メニユー
『おもてなし煮と普段煮の黒豆』
<壱の重>
 菊菜の白和え
 白菜の博多押し
 辛子れんこん
 牡蠣の松前焼き
 座禅豆
 牛肉の八幡巻き
<弐の重>
 吹き寄せおこわ
 香の物
とろろ昆布と生麩のお吸い物
りんごの蜜煮(デザート)

おみやげは「ぶたまん揚げパン」

「土井勝の黒豆の煮かた」と「座禅豆」のレシピを頂きました。お正月のおせちに参考になります。
まさしく食を楽しむ「味わい講座」、毎回勉強になります。

三部は松本圭介さんの「食の安全」のお話と三国高校の後輩の歌姫の登場です。

  

「天使にラブ・ソング」の第九、すばらしい歌声です。
松本さんも「シンディ・ローパー」の曲をギター伴奏。14年ぶりのステージとのことで緊張ぎみでした。なんだか微笑ましい!

「第9回家庭料理研究家土井敏久先生の暮らしの味わい講座は2012年12月9日(日曜日)です。テーマは「ぶり」です。3月までは泉佐野・旧新川家住宅で行われます。
お申し込みは「エムエムアイ」へ http://ameblo.jp/ajiwaikoza/


新井家住宅で「楽しい碁会」

2012年11月06日 | 日記

11月4日(日)、「楽しい碁会」が泉佐野・新井家住宅で行われました。
新井家住宅は、昭和7年、曽祖父である新井末吉が迎賓館を兼ねて自邸として建てた純和風木造建築です。
その建物を引き継いだ新井真一氏が今年一月97歳で亡くなられました。囲碁が大変お好きな方で良く教えていただきました。
亡くなる寸前まで囲碁の話をされていたのが印象に残りました。地域文化活動などでも貢献され、この建物で囲碁の会ができないかとも考えられていました。その意思をくみ、多くの方々に集まっていただき囲碁を楽しんでいただきたいと企画しました。
私が関西棋院の囲碁教室で教えていただいている岡橋忠男先生にお話ししたところ、快く「やりましょうか」と言っていただきました。
囲碁教室の皆様にも声をかけていただき、32名の方々が集まりました。

  
最初はお父様の岡橋弘忠六段の講座です。

 
岡橋弘忠六段は関西棋院所属プロ棋士六段 NHK大阪、神戸文化センターなどで囲碁の楽しみ方を教えてられています。師匠は橋本昌二九段です。大変穏和な方で、優しく丁寧な講座でした。
お昼は土井敏久先生のお弁当です。
土井敏久先生は料理研究家・土井勝の長男として大阪で生まれ、ご両親が築き上げた家庭料理を基本とし、先人の知恵・おふくろの味を継承し、家庭料理に関しては日本の第一人者として活躍されています。この新井邸にて「家庭料理家土井敏久先生の暮らしの味わい講座」を開催されています。         
お品書きがすばらしい!黒と白が碁盤(裏が献立表)で対戦。「腹が空いては戦はできぬ」と書かれています。

 

「料理は心」という先生の料理への思いと優しさが伝わります。
松茸ごはんのお弁当、大変おいしく好評でした。
食事の後は「いざ対戦」です。岡橋忠男先生が互角の棋力の方を選んで対戦相手を読み上げます。
初心者から7段のメンバーが集まっています。

 
熱戦が始まりました。休憩のお茶とお菓子を用意していたのですが、ほとんどの方が休憩なしで対戦です。

新井真一さんが亡くなられる前にこういう碁会を開くことができれば、喜んでいただけたのに・・・。残念です。
しかし、皆さん「良かった!楽しかった!」と満足して帰っていただけた事が何よりです。
「楽しい碁会」を開催できたのは、岡橋忠男先生、いろんな準備していただいた岡橋直子先生、そして岡橋弘忠六段のおかげです。
また、遠いところから来ていただいた皆さんに感謝!感謝!です。ありがとうございました。