心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

盛夏の縦走、荒沢岳から越後駒ケ岳へ。(一日目、その1)

2019-08-03 06:00:04 | 登山
越後三山の登山地図を眺めながら、面白そうな縦走コースがあるのに気付いた。
銀山平を拠点に、荒沢岳から中ノ岳、越後駒ケ岳を廻るコースだ。難点は避難小屋を除いて、水場が一箇所だけ。秋には枯れる心配があるので、行くのなら夏場に限られそう。
果たしてどんなコースなのかイメージが掴みづらいが、自分の力量が試されるようで、不安とともに期待でワクワクしてくる。


スタートからはジメジメした森の中を登って行く。ガスが立ち込め、木々の向こうは霞んだシルエット。



急坂も一段落し、ブナの目立つ気持ちのよい森を行く。



枝越しに尖った山容が見えて来た。あれをどうやって越えて行くのだろうか。



左側が開けた稜線を進む。



薄曇りの中、眼下に山並みが見える。墨絵の世界。



尖った山が段々と近づく。どんな登山道なのだろうと不安が交じる。



足元には岩が出てきて、滑りに気を付ける。



木々も次第に細くなる。標高が上がってきたのが分かる。



この辺りで傾斜が緩やかになる。
「前グラ下」辺りだろうか。



いきなり目の前に鎖の直登が現れる。この先には梯子もある。


ゴツゴツした岩の下を渡って行く。中々スリリングだ。



そしてまたも岩の直登となる。


 
一旦登り切ると鋸の刃のような山並みが目に入る。



岩を足掛かりに渡って行く。何とも細く頼りない道。



ここも鎖を頼りに直登して行く。

  
 
振り返りたくないが、背中越しに見えるのは遮るものの無い、谷底までの景色。



またもや岩の直登となる。



「前グラ」に上がれば、狭い尾根に付けられた道が伸びている。まだ先は果てなく感じられる。




(続く)