心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

秋と温泉を満喫、日光澤温泉。

2019-10-13 18:00:00 | 山の宿
山の温泉宿に行きたくなった。
歩いてでしか行けない、山の宿、日光澤温泉へと向う。


大清水から鬼怒沼を越えて、降りてくると、赤い屋根が見えて来た。日光澤温泉の建物のようだ。



建物正面から。
まだ日は高いが、一時半から入れるのが有り難い。



玄関の引き戸を開けると、上がり框の先にもう一枚引き戸がある。昔の家を訪ねた気になる。 


入ってすぐの売店には古い振り子の時計が掛かっている。ノスタルジックな雰囲気が漂う。



案内された部屋。狭いけれど、縁側もある。



まだ誰もいない一番風呂へ向かう。
四つある風呂のうちの男性用内風呂。



露天風呂は上と下の二箇所。
こちらは上の露天風呂。お湯の温度が熱いのと、日差しが眩しいので早々に切り上げる。



こちらは下の露天風呂。
仕切りがあって、手前が熱め、奥が温め。この時間は手前に入ったが、奥の温い方がお気に入りで、夕暮れ時浸かり過ぎてのぼせてしまった。


湯上がり後、廊下の窓からの景色。
ゆったりと静かに時間が流れていくのがとても良い。



夕暮れ時の玄関。
灯りが看板の文字を浮かび上がらせる。



玄関を入ってすぐの休憩場所。
まだ十月半ばなのにストーブに火が入っていた。



食堂前の廊下。
そろそろ夕食が待ち遠しくなってきた。



夕食メニュー。
食事だけでなく、濁り酒が美味しくお代わりしてしまった。



食事処には囲炉裏端もある。


翌朝のメニュー。
漬け物が四種類あるのが嬉しい。甘味も付いている。



また鬼怒沼を越えて行くので早めに出発。立ち昇る煙を見ていると名残り惜しく感じる。



振り返り、建物にもお別れを告げる。



古い建物をくぐって、昨日来た道を戻る。今日は天気がはっきりしないので鬼怒沼に向かう人はいない様だ。



初めて訪れた日光澤温泉。初めてとは思えない懐かしさに溢れていた。
この佇まいは何時までも残して欲しい。
またいつの日かこの懐かしさが恋しくなったら、訪ねよう。

      (2019年10月8·9日)
(終わり)