
祖父岳から黒部源流へ下る。殺風景な、岩の点在する草原。

雪田が現れる。登山道はその左側を巻いている。

源流域に向かって急降下の登山道。とにかく急だし、足場は悪いしで、油断できない。

源流域の沢を渡る。ここで冷たい水を確保し、次の登りに備える。

三俣蓮華岳キャンプ場への登り。先ほどとは打って変わって緑濃い森の中の道となる。

左手からは沢の流れの音が聞こえ、右手はコバイケイソウの群落の草原。

稜線が見えてくれば、容赦ない夏の陽射しの中の登りもそろそろ終わりとなる。

ここまで体力の消耗が激しい。今日は、欲張らず鷲羽岳を諦めて正解だった。

三俣蓮華岳のカールへの巻き道を行く。

短いながら、今回初めての雪田歩き。急でもない登りで踏ん張りが効くので却って歩きやすい。

黒部五郎岳からの稜線が見えてくる。

三俣蓮華岳の頂上を見上げる。雪田からの流れが足元をすすいでいく。

祖母岳付近でも雷鳥を見、今日二度目の出会い。距離的には10m位だろうか、そっと撮らせてもらった。

山頂からの道との合流点までもう少し。

ここからはひたすら下るだけ。左側からガスと共に冷たい風が吹き抜け、心地良い。

右手には、雲が降りてきてはいるが、雲ノ平が一望出来る。
今日の自分があそこを歩いていたのかと想像すると、感慨深いものがある。

行く手をガスが包む。天気が変わる前にキャンプ場に辿り着きたい。


行く手をガスが包む。天気が変わる前にキャンプ場に辿り着きたい。

黒部五郎岳が次第に見えてきた。キャンプ場までもうひと頑張り。

(続く)

(続く)