「こうしたい」と「つくる」の間に 一級建築士事務所アーク・ライフのブログ

東京都町田市の一級建築士事務所アーク・ライフです。住まい手の「こうしたい」と「つくる」の間で要望を共有し一緒に考えます。

住居るフェア2011を行います

2011-04-15 18:15:06 | すまいの何でも相談(無料)

特定非営利活動法人町田すまいの会は、今年も《住居るフェア2011》を行います。
日時は:2011年5月21(土)、22(日)の二日間AM10:00~16:30です。
場所は:ぽっぽ町田 イベント広場です。
例年と同じく、介護保険課のバックアップで町田市後援の手続きを進めています。町田市報にも載る予定です。
いつものように、テントでの木工体験やパネル展示、事例の紹介、耐震、バリアフリー、高齢期の暮らしの相談、福祉用具の展示と体験・説明等これからの暮らしへの啓発のイベントとして行います。
例年と違うのは、福島出身の会員からの提起で、頑張れ福島!頑張れ東北!と地場産の安全な品物を取り寄せて販売し、売り上げを福島・東北への義援金にしようとしている事です。
世界中から、頑張れ日本!のメッセージが寄せられている中、町田からもささやかな応援が出来そうだという事をうれしく感じています。
201104151


新年になりました

2009-01-05 13:32:13 | すまいの何でも相談(無料)

新年明けましておめでとうございます。
利益優先の社会から、市民・国民・一人一人の命と暮らしを大事にする社会へと舵を切る時が来た様に思います。
個人から始まり、家族、隣人・同胞、地球に住む全ての人へと思いを馳せる事は、個人の小さい想像力の限界を超える事の様に思いますが、出来るだけ広く深く豊かな想像力を持って、地球にとって良いかどうかも視野に入れながら、自分の仕事を頑張りたいと思います。

今年の住まいづくりの決意と抱負を記します

1つ、造り手と住み手が互いに顔の見える関係を造りながら、安心して永く気持ちよく暮らせる住まい造りを行う
→多摩の良い杉や桧を、住み手と生産者が顔の見える関係で発注、供給するという
 関係を造り、木組みの架構を住まいに生かすという役割に腰を据えて取り組む

2つ、地域の住宅の耐震化に協力する。
→町田市で新たに始まった耐震化助成制度に協力、推進する役割を果たす
→耐震アドバイザー、耐震診断士を抱える事務所として市民の期待に応える

3つ、地域の住宅のバリアフリー化に協力する
→1996年から、住宅改修アドバイザーとして町田市に協力して、高齢者が住む住宅を訪問調査し、住み慣れた自宅で安心して住み続けられる為の住宅改修の提案を行ってきた役割を続ける

4つ、マンションの専有部のリフォームや共用部の維持管理に専門家として関わる
→マンションリフォームマネジャーとして、マンション暮らしを快適にするための様々な知恵を
 住み手に提供し、住み手の暮らしへの要望を無理なく実現する役割を充分に果たす

以上を柱として、今年も“住み手のための住まいを、住み手とともに考え創る”役割を果たしていきたいと思います。


住いの相談会の続き

2008-03-13 19:30:38 | すまいの何でも相談(無料)

二つ目の相談の事例です
二つ目は、リフォームに関わる相談でした。

築14年、1階のプランと水周りをリフォームしたいと、リフォーム会社に相談した方でした。
見積結果とリフォームプラン案を持参されての相談でした。

結びつきの強い設備機器メーカーのユニットバスやキッチンセットを入れる見積で、設備機器の価格を抑え、床はムクフローリング、壁、天井はビニールクロスドアや家具も既製品を入れるという内容でした。

生活しやすそうなプランなら、良いのではないかと思い、持参された間取り案を拝見しました。

残念ながら、南側の中心部に納戸を設け、台所は北側のままと言う間取り案でした。
スケッチパースもあり、わかりやすく提案する姿勢が見られました。
その姿勢は好感が持てましたが、間取りの考え方には疑問がありました。

南側に生活の場を出来るだけ大きくつくり、北側にはそれを補助するスペースとして、大きく
収納を作れば、日常はもっと明るく、のびのびと生活できるようになるのではないかと思いました。
又、せっかくリフォームを考えるのですから、耐震性について客観的に強さを確認して、丈夫さを確保すれば安心して生活できるようになると思った事でした。

何件か、リフォーム会社に相談された方からの相談も受けてきました。
しかしこれまでのリフォーム会社の提案は、仕上や水廻り設備のリニューアルには力を入れるが、総合的に構造を見直して、建物を強くしたり、収納と生活スペースのバランスの良い、健康でのびのびと生活しやすい良い間取りの提案はあまり見たことがありません。


住いの相談会をしました。

2008-03-10 10:02:32 | すまいの何でも相談(無料)

3月8日(土)に、市の公的施設で住宅相談会を行いました。
時々、行うのですが、2組の相談がありました。

一つ目は、今住んでいる住まいが、ちゃんとしたものなのか、不安を抱えての相談でした。
中堅?ハウスメーカーの建売住宅らしいのですが、屋根瓦に雪止めがついていなかった為に
今年の雪で、大きな音を立ててドスンと落ちてきて、周りの人からびっくりされたこととベランダに大きな雪の塊が載ってしまった。大丈夫だろうかと言う相談でした。

○幾つかのやり方で、後から雪止めをつけることは出来る。と言う話をさせていただきました。

又、地盤補強工事をしたのは、周囲では自分の家だけなので、悪い敷地に立っているのだろうか?と言う不安もありました。

○私たち設計者が設計する場合には、建て替えや新築の時には、100%地盤調査をする事を薦めている。場合によって、地盤補強工事を行うこともあるとお話しさせていただきました。
地盤調査報告書を持参されたので、地盤の状態を、報告書から読み取って、御説明しましたら、納得して、安心されました。
前もって相談内容が分かっていたので、私の方でも、インターネットで、住所地の概略地盤状況を調べ、その結果もお見せしながら説明したので、すっかり納得し、御主人に見せたいからと、私が調べた地盤の状況図を所望され、お渡しすると喜んで帰られました。
御主人は、老後を気持ちよく暮らそうと、転居を決意されたのに、雪のこととか、家が良くないのではないかとすっかり気落ちしてしまったそうでした。
お住まいの近くの、特徴ある楽しみ場所などをお伝えし、庭も植木の手入れ時なので、実のなる木を植えるなど、楽しみを見つけてくださいとお話もしました。

今、時間が忙しいので、二つ目の相談は、又にします。