「こうしたい」と「つくる」の間に 一級建築士事務所アーク・ライフのブログ

東京都町田市の一級建築士事務所アーク・ライフです。住まい手の「こうしたい」と「つくる」の間で要望を共有し一緒に考えます。

小さくても住みよい工夫がいっぱいの家が完成しました

2014-03-26 19:06:45 | 木のすまい

耐震性能=等級3
省エネ性能=次世代省エネ基準を超える
敷地の制限厳しかったので、階高も押さえ
そのため、天井を張らずに梁組をあらわしにしている
床は多摩産の桧、土台、柱も多摩産の桧と地元の木にこだわりました。
ヴォリュームが小さいので、空間全体を無駄なく、生かすよう努めました。
これまでの家が、寒くて、暑くて暗かったので、同じ敷地なのに、こんなに明るくなってうれしいと建て主さんにとても喜ばれました。

苦労と工夫の甲斐がありました。P1010308


丘の上に建つ住まいが完成しました

2010-12-29 11:01:02 | 木のすまい

2010年9月の始めに、解体工事が始まり、9月末から基礎工事が始まり、
10月の末に上棟し、12月始めに工事中の現場の見学会を行った、丘の上に建つ住まいが12月28日に完成し引渡しを行いました。
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建て主さんが早くお風呂に入れるようにと工務店が頑張ってくれたのと、漆喰や珪藻土等の左官仕事がない事、建具に既製品を使用した事などが、工期が短縮された理由のようです。
予定では1月末の完成でしたから、建て主さんは大喜びで、年明け14日に引越しだそうです。
解体含めて4ヶ月、基礎工事着手からですと3ヶ月で完成という、私たちにとっては前代未聞の短い工期での完成引渡しとなりました。外構工事は少し残っていますが、先ずはめでたしめでたしです。


丘の上に建つ住いが上棟しました

2010-11-25 11:12:47 | 木のすまい

予算の制約があり、多摩の木は使えませんでしたが、杉の柱の住いが上棟しました。
御夫婦お二人の高齢期を快適に住う為の住いです。
コンパクトながら、しっかりした構造で、しかも省エネ住宅として、住宅エコポイントの認定を受けました。
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大工さんの腕が良くて、仕事が速いのでどんどん出来上がってきます。
12月4日(土)の午後に見学会を行いますが、構造見学というよりも先に進んでいる状態と思われます。 P1010647出来上がりは1月末頃でしょうか。
1階の床は桧のムク材、2階の床はカバのムク材になります。





多摩産材の利用がいよいよ始まった

2007-03-17 16:01:12 | 木のすまい

3年越しの計画が、いよいよ着工となりました。

設計・監理の側としては、結構感慨深いものがあります。

構造材は全て多摩の木を使用するのですが、建て主さんが製材所と直接契約して、早めに乾燥、製材にかかってもらいました。その中の第1便、土台が工務店の下小屋に搬入されました。建て主さんと一緒に検品に行きました。

Photo_1 2 土台は、多摩の桧、4寸角です。実際には、12センチより大きめに製材されていました。40本あまり使いますが、含水率は30%以下の指定でしたが、20~27%でした。ひび割れは、若干入っていましたが、芯は中心にあってなかなか良い材でした。今後が楽しみです。


東京の木=多摩の木をすまいに活かそう

2007-02-28 11:46:39 | 木のすまい

 東京の多摩には、戦後植林された杉や桧の森が拡がっています。外材に押されて、値段も安くなり、なかなか市場に出回らなくなったと言われています。

 森から良い材を産出するには、下草刈や枝打ち、間伐などの手入れを、必要なときに行う必要があります。

良い材が適正な値段で売れれば、伐採した後に植林をし、手入れをしながら、又良い材を育てていく事が出来るのです。

木をつくる人、木の家を設計する人・施工する人、木の家に住む人が、”き”を通い合わせながら、地元の木で、気持ちの良いすまいを創っていきたいと願っています。

一級建築士事務所アーク・ライフは、東京の木・いえづくり協議会の一員として、運営委員会にも参加しながら、地元の木を活かして心地よい住まい《=とうきょうの森のいえ》を設計しています。

_019 写真1 豊かな森が拡がる東京の奥多摩

_057 写真2 手入れがされないと無残に荒れてしまう

_028 写真3 手入れがされていると、林床まで日が当り、明るい森になる。

Dscn2983 写真4 よく手入れされた山から出された杉材

製材されて、桟積み乾燥中。注文してから、日数はかかるが、乾燥材を入手できることがわかった。木肌はとても良い。

1 写真5 完成した木の香漂う室内

多摩の桧の柱と杉の梁、杉板と漆喰の住まいになりました。

一緒に、多摩の山や製材所で見てきた木が使われているので

満足感が大きいと喜ばれました。(ほっと一息です。)