「こうしたい」と「つくる」の間に 一級建築士事務所アーク・ライフのブログ

東京都町田市の一級建築士事務所アーク・ライフです。住まい手の「こうしたい」と「つくる」の間で要望を共有し一緒に考えます。

富士吉田で住まいの講座を行いました。

2010-04-25 16:02:31 | 自分流のいえづくり

4/24(土)
山梨県の中央ろうきん富士吉田支店の「すまいるフェア」で住まいづくりの講演を行いました。
私たちのNPO設計協同フォーラムとつながりの有る、中央ろうきんからの依頼でした。
当日は、少し寒かったのですが、天気は徐々に回復してきて、日中は穏やかになりました。
テーマは、「自分流のいえづくり」と言う事で、30代の家族がこれから住まいをつくるに当って考えておくと良い事という視点で話をしました。
参加者は、関係者含めて20名くらいだったでしょうか。熱心に話を聞いてくれました。P1010123

◎現在の住まいづくりの問題点
◎新築時の注意点
◎住まいの良くある不満
◎欠陥住宅を作らないためにどうすれば良いか
◎これからの住まいづくりに当って考慮したい事柄(6項目)
◎構造の特徴(木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造)
◎工法の特徴
と言ったお話をし、
特に、耐震、省エネと断熱、地元の木を使う住まいづくりの話を少し詳しく
、スライドの事例写真も交えまがら、約1時間お話ししました。
省エネと断熱の中では、
◎住宅版エコポイント(新築)のお話と
◎平成22年度に始まったばかりの長期優良住宅普及促進事業の一般型と地域資源活用型について取り上げて話しました。

平成22年度の長期優良住宅普及促進事業は、中小の建設事業者が対象で
あることが、それ以前の事業と性格が異なると感じました。
地元の認証材を、構造の1/2以上使用すると20%補助金が増えるのも面白いと思います。
大手のハウスメーカーでなく、地域の小さい建設会社・工務店にスポットを当てた事業です。
なかなか、工務店では、計算や書類作成が難しいと思いますが、住む人の立場に立った設計者と手を組んで、地域の人の住まいづくりを少しでも有利に進めていければと思います。

講座では、細かな質問は出ませんでしたが、皆さんが暖かな拍手をしてくださいました。
富士吉田に行ったのは、初めてでしたが、空気が澄んでいて、富士急ハイランドも面白そうで、ろうきんの方たちも暖かく歓待してくれました。
とてもよい印象を持った講座でした。はじめから終わりまで、お世話になったUさん、支店長のSさん、県本部長さんや役員の方々、裏方のスタッフの方々のおかげで、とても楽しく、親しみのこもった講座となりました。
設計協同フォーラムが、自分達の「設計の進め方から出来上がった住まいがまちでどんな役割を果たしているか」をまとめた小冊子、「LIVELOVE住まい」もおかげさまで、10冊買っていただきました。(多謝)