長年、高齢者・障がい者の住宅改修アドバイザーをしていますが、
この間個人が作った自動販売機というものを見ました。初めてでとても驚きましたし、感心しました。
自分が作った野菜をボックスにいれておいて、100円を硬貨投入口に入れるとランプがついている間、一つのボックスの扉を開けることが出来、中の野菜を取り出すことが出来るという自動販売機です。どのボックスも100円です。
自分で、秋葉原に行って、スイッチや配線器具を購入し、自分で鉄を溶接して、箱や扉を作り、全体を自分で組み立てたそうです。
あんまり珍しいので、試しに100円入れてみると、ちゃんとランプがつき、一つのボックスの扉を開け、中の野菜を取り出すことが出来ました。
取り出した後しっかり扉を閉めることが大事なことだそうでした。
一番右の列の下から二番目の葉モノを頂きました。あとでゆでるととても美味しく、新鮮で丁寧に作られた野菜たちなのだとうれしい気持ちになりました。
それにしても、大正生まれのこの男性の独創性と探究心とやり遂げる力はすごいと思いました。
ちなみに住宅改修のアドバイスの対象は奥さんで、最近良く聞くようになった腰部脊柱管狭窄症のために身体が震え歩行が困難となり、段差のある玄関からの外出が難しくてなんとかバリアフリーにしたいという要請があって訪問したのです。