以前NHKの「ためしてガッテン」で見た話ですが、緑内障で視野が欠けても、ほとんどの人はそれを気付かないそうです。
その理由は、目の働きの中に、視野が欠けてもそれをカバーする仕組みがあるからだそうです。
同じように、体が不自由になっても、体は体全体でそれをカバーする働きがあり、本人はすぐに出来なくなった姿勢や動きに慣れてしまい、それが、高齢者の寝たきりや車椅子の生活に追いやる理由の一つかもしれません。
カッピングに来られる方のなかには、うつ伏せの出来ない方がたまにあります。ですから、最初のころは横向きで施療をしますが、短時間でも徐々にうつ伏せをしてもらううちに、うつ伏せの姿勢でも施療ができるようになります。
うつ伏せだけではなく、正座が出来ないとか、両足を交わして階段を上り下り出来ないとか、出来なくなった姿勢や行動を矯正して元に戻すことは、健康を維持していくためにはとても大切なことです
ですね。