無病息災のとびら

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汗と健康

2015年07月05日 08時04分54秒 | 体の仕組み

 

まだ哺乳類が誕生する以前、ある生物が卵を細菌から守るために、殺菌作用のある汗を卵にふり掛けていたそうです。

その汗がそのうちに栄養のある汗に変わって、それがいつしか母乳になり、哺乳類が誕生したそうです。

 

つまり、元々母乳は汗だったわけです。

汗というと、私が若いころは「すがすがしい」とか「さわやか」とかいった好印象でとらえられていたものですが、最近は、「汗臭い」といったマイナスイメージでとらえられているようです。

実際、家でも会社でも通勤の車でもエアコンのなかで生活をして、夏でもほとんど汗をかかないという人は多いのではないかと思います。

そんな現代人と、私の若いころの肉体労働をしていた人の夏の汗の出方を比較すると、風呂の浴槽の4、5杯分の違いはらくにあるんではないかと思うのです。

汗をかかない生活が続けば、汗腺だけではなく、他の体の分泌腺全般の働きが悪くなり、最近目立つドライアイとかドライマウスとかも、汗をかかない現代人のライフスタイルがかなり影響しているのではないかと思うのです。

これから、汗をかくには最高の季節になります。たまには、気持ちのいい汗をかくのも大事かもしれません。



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