読んだら歩きたくなるブログ

『歩行不足』な現代人は、自己骨盤矯正ができてなーい!自分でできる骨盤矯正に興味のある方へのブログです。

足関節捻挫

2020-12-07 16:03:04 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
日中風がなく陽が出ていれば、暖かく感じますが、寒くなってはきましたね。歩ける時に歩いて、氷冷をしましょう♪

転倒して足を捻ったという経験は、大多数の人が体験しているのではないでしょうか?今回は、そんな『足関節捻挫』についてです。

捻挫とは、不自然な形に捻(ひね)ることで、関節の靱帯や腱、軟骨などが傷つく外傷のことです。つまり、足を捻った時に起こる、“骨以外の”炎症・損傷のことを言います。

一般的には、スポーツをしている時・歩いている時・転倒した時・階段を踏み外した時などに起こり、ほとんどは、足関節を内側に捻って生じる“足関節内反捻挫”です。

関節部分の血管が傷ついて内出血を起こすと、その部分が腫れてきます。そして、炎症・傷などの刺激によって発痛物質というものが作られ、痛みが起こります。捻挫は、体の、どの関節にも起こる可能性がありますが、足首や指などに多くみられます。ちなみに、突き指も捻挫の一種です。

捻挫は、骨以外の炎症・損傷のことですが、実際に、足を捻ると、その時点で関節にはズレが生じています。外部からの衝撃で、関節の位置がズレて、関節の靱帯や腱、軟骨などが傷つくわけです。

このズレがさらに大きくなると、関節から外れきってはいない「亜脱臼」になり、完全に外れると「完全脱臼」となります。関節部分で、骨が本来の位置からずれてしまった状態のズレの具合で、

捻挫<亜脱臼<完全脱臼

となっているわけです。
脱臼は、一般的に、肩、肘、顎、股、膝などに見られ、疾患によるものと、強い衝撃などによる外傷性のものがあります。

さて、捻挫を起すほどの外力が加わった場合、足首関節の“内くるぶし(内果)~くるぶしの間の骨(距骨)~外くるぶし(外果)”の位置関係がズレてバランス異常が発生していると考えます。

その位置を修復しないで、ズレたままテーピング等で固定すると、捻挫の後遺症(走る・歩く・正座の痛みが長期間取れず、捻挫がくせになる等)を作ってしまう可能性もあります。本来であれば、関節の位置を正常に戻して、固定するのがベストです。

自分で出来る範囲で言えば、まずは、『痛みには氷冷を』です。痛みがあるうちは、こまめに氷冷を繰り返してください。湿布を貼っているだけでは、関節の痛みはあまり軽減しません。20分氷冷して1時間休んで20分氷冷して…という場合、休憩の1時間の間に湿布をしても良いですが、氷冷中は外しましょう。

そして、足首がブラブラするのは良くないので、足首を90度にして、固定しましょう。包帯やそれに替わるものがあれば、八の字固定等で固定をしてみてください。

固定する時は、体の状態をなるべく真っ直ぐにして行いましょう。お尻を一度持ち上げて座り直すだけで、体の位置は整います。体きちんと起こして背筋を伸ばし、上肢と下肢も90度位、膝も体に対して真っ直ぐな(膝小僧が真上を向く)位置で、伸ばすか、軽く曲げる…などです。

そして、安静にしなきゃいけないと、ゴロゴロ寝た状態で居続けることは避けましょう。しっかり睡眠をとることは大事ですが、それと寝た状態のままでいることとは別です。せめて座った状態になってください。

損傷してすぐに、RICE処置として、安静(Rest)にし、氷で冷却(Icing)し、弾性包帯やテーピングで圧迫(Compression)し、患肢を挙上すること(Elevation)を行うのは良いのですが、これはあくまで緊急処置です。

足関節は、しっかり固定した状態で、自分の体重(自重)をじわじわかけてあげることが必要です。体勢は真っ直ぐにして、片足立ちする時のように、地面に対して垂直に自重をかけるイメージです。

松葉杖や1本足のケンケン歩行などで、ずっと患部の足を挙げている状態だと、治りが遅くなります。松葉杖をついていても、踵をついてゆっくり自重を足にかけて歩く練習をしましょう。

立って自重をかけるのが難しい場合は、座った状態から始めてみてください。無茶や無理はせず、氷冷して、固定して、自重をかけていきましょう。