![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/c6/ff5682f439f3aee3a2d07a92eff80457.jpg)
活字が大きく文体も平易。
でも大切なことがたくさんつまっている本でした。
子供の頃から「普通」であることを求められ、夢を追うことよりも安全な道を歩むことが幸せだと、なんとな~く思ってしまう時代。
そして夢を諦めた人たちは、他人にも「どうせ無理」と言って他人の夢をも奪っていく。
自腹で宇宙ロケットの開発を続ける北海道の小さな工場から、「どうせ無理」という言葉をなくそうという強い思いが届きます。
<以下引用>
憧れることも、知りたいことも、みんなが簡単にあきらめてしまうようになってしまいました。
なぜこんな世界になってしまったのか、それは憧れが高望みだと言われるからです。
そして自信がうぬぼれだといわれるからです。そんな世界は間違っています。
<引用終>
著者は私と同い年、しかも私の故郷からそれほど遠くない場所にある町に住んでいるかたのようでした。
大人になるにつれ、何かを望むことを一つ一つ諦めていくことが当たり前だと思うことが実はそうじゃないんだと、改めて思い起こさせてくれる本でした。