女房殿のおごりで観てきました(7月25日)
新田次郎原作の「点の記 -剱岳-」
これは新潮文庫で読んだことがありました.
写真では何度も,いろんな角度・方向から見たことがある剱岳.
自分の足では2回だけ登頂したことがあります.
最初は先輩たちと3人で,2回目は写真撮りが目的だったので単独行.
いずれも富山側から室堂まで交通機関を利用.
最初は雄山に登り,別山 -- 剱岳 -- 剱沢を下り -- 内蔵助平 -- 黒部湖,
2回目は室堂から雷鳥平 -- 別山乗越 -- 剱岳 -- 行きと同じルートで下山.
岩の塊のように見える剱岳.
初回では,一服剱を越えたところで思わず腰が引けてしまいました.
中腰になってコルを渡りました.相当に怖い思いでした.
さて,映画「点の記 -剱岳-」は,
100年以上前の明治 39,40年(1906, 1907年)の話.
今から見れば装備も貧弱で,よくもまぁ登れたものです.
多少キツイ山にせよ,今では道が付けられ,鎖もあり,
夏の縦走は一般人でも頑張ればできる.
ただし,山が初めてとか,2,000 メートル級は未経験とかいう場合は
無理でしょうね.
# 仲間たちとの飲み会で,先日の北海道・トムラウシ山での遭難事故の
話題になりました.
旅行会社に問題あり,ガイドに問題あり,装備に問題あり・・・
などと意見が出ました.
いずれにせよ,多くの方々が亡くなられたことは事実.
ご遺族の方々にはお悔やみ申し上げます.
映画の出来は・・・いまひとつといった感じです.
たまたまプレミアシートだったので,腰は痛くならず,
画面に集中できたのですが,どことなく物足りない印象.
陸軍測量部の威信をかけた日本山岳会との登頂争い,
雪,雨など厳しい状況下でのルート探しと登頂,
ガイド・人足との確執,修験者との出会い,
測量部を退職した先輩,功を急ぐ後輩,留守を守る妻・・・
沢山のミニテーマを盛り込みすぎたのかな,とも思います.
小説と映画の違いが出てしまったようにも思います.
大量の雪が残る季節での撮影は,演技する人にもスタッフにも
相当厳しいものだったことでしょう.
滑落シーンや雪崩に飲みこまれるシーンもありました.
30年以上も前の山歩きを思い出させる景色は,
山の冷酷さ・厳しさを見せながらも美しく,
剱岳っていいなぁと再確認しました.
新田次郎原作の「点の記 -剱岳-」
これは新潮文庫で読んだことがありました.
写真では何度も,いろんな角度・方向から見たことがある剱岳.
自分の足では2回だけ登頂したことがあります.
最初は先輩たちと3人で,2回目は写真撮りが目的だったので単独行.
いずれも富山側から室堂まで交通機関を利用.
最初は雄山に登り,別山 -- 剱岳 -- 剱沢を下り -- 内蔵助平 -- 黒部湖,
2回目は室堂から雷鳥平 -- 別山乗越 -- 剱岳 -- 行きと同じルートで下山.
岩の塊のように見える剱岳.
初回では,一服剱を越えたところで思わず腰が引けてしまいました.
中腰になってコルを渡りました.相当に怖い思いでした.
さて,映画「点の記 -剱岳-」は,
100年以上前の明治 39,40年(1906, 1907年)の話.
今から見れば装備も貧弱で,よくもまぁ登れたものです.
多少キツイ山にせよ,今では道が付けられ,鎖もあり,
夏の縦走は一般人でも頑張ればできる.
ただし,山が初めてとか,2,000 メートル級は未経験とかいう場合は
無理でしょうね.
# 仲間たちとの飲み会で,先日の北海道・トムラウシ山での遭難事故の
話題になりました.
旅行会社に問題あり,ガイドに問題あり,装備に問題あり・・・
などと意見が出ました.
いずれにせよ,多くの方々が亡くなられたことは事実.
ご遺族の方々にはお悔やみ申し上げます.
映画の出来は・・・いまひとつといった感じです.
たまたまプレミアシートだったので,腰は痛くならず,
画面に集中できたのですが,どことなく物足りない印象.
陸軍測量部の威信をかけた日本山岳会との登頂争い,
雪,雨など厳しい状況下でのルート探しと登頂,
ガイド・人足との確執,修験者との出会い,
測量部を退職した先輩,功を急ぐ後輩,留守を守る妻・・・
沢山のミニテーマを盛り込みすぎたのかな,とも思います.
小説と映画の違いが出てしまったようにも思います.
大量の雪が残る季節での撮影は,演技する人にもスタッフにも
相当厳しいものだったことでしょう.
滑落シーンや雪崩に飲みこまれるシーンもありました.
30年以上も前の山歩きを思い出させる景色は,
山の冷酷さ・厳しさを見せながらも美しく,
剱岳っていいなぁと再確認しました.
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/fa/cac7cc2575a5e7d9a3c94abd22893cd9.jpg)
八月になりました。
こちら京都では、まだ梅雨があけません。
一体どうなっているのでしょうか。
お元気のご様子何よりです。
あなたのサイトは、コメントを置かなくでも
ほぼ毎日拝見していますので。。。。
八月のごあいさつでした。
では、また。
月初めのコメントを頂き,どうもありがとうございました.
京都同様,当地でも梅雨が明けたとは思えず,鬱陶しいお天気が続いています.九州,中国,近畿では相当量の雨になっているかと思います.
天候は不順ですが,気持ちは順風でいきたいものですね.