2月10日「英雄」はどこへ?の続編を書く。
そのあと、色々な資料を調べた。
昔、読んだはずのハイリゲンシュタットの遺書のことも忘れていた。
(上のリンクをクリックすると別ウィンドウで青空文庫で読める。
ロマン・ロラン 片山敏彦訳))
改めて読んで、耳が聴こえなくなった彼の苦悩、
それでも芸術の道を歩むことを自分の使命とする覚悟、
などが伝わって来た。
また、第6交響曲「田園」はベートーヴェンらしくない、
とあまり聴かなかったが、ロランの解釈で成程と思った。
今度は心して聴こう。
ベートーヴェン自筆の総譜の画像も見つけた。
ナポレオンが皇帝になったことで、ベートーヴェンが「俗物めが!」と怒って、
総譜の一部を引っ搔いて消した跡が生々しく残っている。
穴のところに「ボナパルト(ナポレオンの名前)」と書いてあったのか・・・。
さて、エロイカ交響曲に戻る。
結局、私が「葬送」だけに捉われ、視野(聴野?)が狭かった。
反省して「エロイカ」全4楽章を繰り返して聞いた。
その時に、たいへん参考になったのが、次のドキュメンタリー映像。
前半が指揮者による「エロイカ」の楽曲解釈と演奏指導。
その後に、同じ指揮者・楽団(サンフランシスコ響)のコンサート演奏。
指揮者はここまでスコアを読み込むのか、と驚嘆!
それと作曲家の実人生とを重ね合わせることもできないと。
1時間50分ほどの長いビデオだが、関心ある方はぜひご覧を。
また、歯車マークから英語字幕を日本語へ機械翻訳にできる。
機械翻訳もずいぶん進化しているなぁ。
[Rosey]