レトロな絵探しに夢中・・・どころか熱中・集中して時が経つのを忘れる。
何が私をそうさせるのか・・・それが問題だ!
と思いつつ、今日もまた絵を紹介する。
日本で最初の女流洋画家と言われたラグーザ玉の絵。
始めて知る名だが、親しみを込めてお玉さんと書くことにしたい。
最初の絵は「4隻の船」
月明かりの海で漁をする船と漁師たち。
私はどうやら光の絵に憧れているらしい。ワタシの人生暗かった?
お玉さんの生没年は、1886(文久元年)-1939(S14)。
彼女は、日本初の西洋美術学校の教授として来日したラグーザと出会う。
彼から洋画の指導を受け、作品のモデルなどもしたのちラグーザと結婚しイタリアに移住。
次の絵の作品名は「昇天祭の夜」。
この絵もまた光の描き方が素晴らしい。
大勢の人影を照らす光にも濃淡が描き分けられ、洋服の赤も際立つ。
沖からの二筋の光は、沖の船からのサーチライトか?
最後の1枚は明るい「藤の花と少女」。
。
この絵もよく見ると「光」がポイントだ。
少女の前の藤が、光と陰とに塗り分けられている。もちろん日の光も。
少女の着物姿が似合わないが、イタリアの少女だからしょうがないね。
ラグーザの没後、お玉さんは日本に帰国、絵を描き続けたという。
その頃の絵は無いかと探したが見つからなかった。
なお、彫刻家の夫によるラグーザ玉の彫刻の画像がある。
クリックすると新しいウィンドウが開く。(ウィキメディア・コモンズより)
今日の紹介はここまで。「今日のビデオ」はお休み。
[Rosey]