遊びをせんとや

人生総決算!のつもりで過去・現在のことなどを書きます
といっても肩肘はらずに 楽しく面白く書きたいと思います

レトロでモダンな絵と出会う

2023年02月15日 | 絵画

先日、知り合いがブログに絵の紹介を書いていた。

二人の名が挙げられていたが、私はどちらも知らない名。

あとで調べてみたら、現代の画家と写真家だった。

世代が違うからなぁ。知り合いは私の娘で通用するくらいに若いし・・・。

なら、現代美術は彼女に任せ、私はレトロで行こう!

 

ところが昨日の彼女のブログに、続きが書いてあった。

何と本物の絵をヤフオクで落札して昨日届いたと・・・。

若い頃からの憧れの絵のようだけど、さすが女は度胸!

でも、40年近く恋焦がれた絵を手元に置けるなんて羨ましい。

 

ともかく歌も歌詞カード作りも少し食傷気味。

探していたレトロな絵も見つかったので、今日は絵の紹介をすることに。

もちろん本物ではなくネットで見つけた画像。

これはどこの建物を描いた絵でしょう?

私も知ってビックリ、明治初期の頃の「鹿鳴館」だそうだ。

日比谷の? こんなに木が多かったんだ。もしかして日比谷公園あたり?

 

さらに驚いたのが、これは浮世絵すなわち版画だという・・・何とモダンな!

絵師は井上安治(1864<元治元年>-1889<明治22年>)という人。

これは「東京名所絵シリーズ」の中の1枚だそうだ。

同じシリーズからもう一枚。浅草橋の夕景。川面のさざ波が揺らぐ。

さらにもう1枚。これは夜の銀座商店。光はもちろん、人影がリアル。

3枚とも光の捉え方が巧みで、浮世絵版画でここまで表現できるのか、と驚いた。

 

井上安治の師匠筋にあたる人が、同じ浮世絵師の「小林清親」。

その絵を「光線画」と称し、やはり「東京名所」シリーズで大人気だったという。

井上安治もしっかりそれを受け継いだと思うが、残念にも病気のため26歳で早逝した。

最後に師匠に敬意を表して一枚。これは両国花火の図。

「光線画」の貫禄十分。花火、遠景、灯り、人影、川面のさざ波・・・どれも流石!

レトロでモダンな世界にしばし遊ぶことができた。

お気に入りの絵画が見つかったらまた紹介したい。

 

「今日のビデオ」はお休み。

[Rosey]