海男、日本百名山に挑戦! Vol.2

百名山に限らず、四季毎の登山、山スキー、沢登り、子連れ登山、キャンプなど。最近は、ファミリーアウトドア。

初冬の栗沢山・アサヨ峰【登山記録】Vol.2~ 大展望の稜線歩き

2010年11月14日 | 登山
2010年11月6日~7日 
北沢峠 ~ 栗沢山 ~ ビバーク地 ~ アサヨ峰 ~ 早川尾根小屋 ~ 広河原峠 ~ 広河原
テーマ:初冬、紅葉、テント泊縦走、日本百名山を見る山
天候: 晴れ
(Written by moko)


南アルプス林道のバス運行が最後となるこの週末、
これまたずっと狙っていた栗沢山・アサヨ峰に行ってきました。

2日目は大展望のビバーク地から、広河原へ下山します。


<<<1日目:アサヨ峰フリーダム<<<


◆基本情報
 ・ルート一日目:夜叉神の森 ~ バスにて北沢峠 ~ 栗沢山 ~ ビバーク地
 ・ルート二日目:ビバーク地 ~ アサヨ峰 ~ ミヨシノ頭 ~ 早川尾根小屋 ~ 広河原峠 ~ 広河原
 ・総距離   :1日目 約3.2km/2日目 約6.7km  
 ・累積標高差 :1日目 約720m/2日目 +約213m -約1375m



(1日目)                 (2日目)






◆二日目詳細


昨晩はあまりの寒さに何度も目を覚ましてしまいました。
今回からシュラフカバーを導入していましたが、
今後は冬用シュラフで臨まないともう駄目なようです。
あ、もちろん、隣のatsuさんは寒さなど全く感じず、
朝までぐっすりだったようですが。


6時10分。日が昇ります。
ずいぶん遅い時刻の日の出になりましたね。




ほんの一瞬でしたが、
峰々の頂が紅く染まりました。




女王も。




そして甲斐駒も。




太陽が上がったので、少しは暖かくなりましたが、
わりと風がありましたので、テントを出るのが一大決心。
いつの間にか、そんな季節になりました。





姿は見えませんが、今朝もライチョウさんの泣き声が聞こえてました。




だらだら朝食をとり、結局7時半過ぎ、出発します。
素晴らしい、幕営適地でした。




寒空ですが、引き続き、眺望は抜群。




まずはアサヨ峰に向かいます。




自分たちの頭上は曇りですが、振り返ると北ア方面は晴れ。




どっしり構える八ヶ岳。
裾野の紅葉がすごそうです。




ちょいと岩岩したところを越えていきます。




風はかなり冷たいです。




山でたまに見かける、密教的な旗。これはチベット仏教でしょうか?
いつから?、誰が?、ここに設置したのか、なんとなく気になります。。




アサヨ峰手前まで来ると、出ました~。
今日はちょっと白髪具合がかっこわるいですかね。




8時過ぎ、アサヨ峰到着。




ずっとずっと南部の山並みまで見渡せました。




ここから見る富士と紅葉のバランスも素敵でした。




乗鞍~。




ヤリホ~。




そんでもって、白馬~!
北アはすっかりアイゼン+ピッケルの世界ですね。




ちなみに八ヶ岳はまだあまり雪がないのでしょうか。
(今週行ってきましたが、雪はまだほんの付き始めでした。)




しばらく休憩したところで8時半。
CTではここアサヨ峰から広河原まで5時間。
13時半のバスに乗りたいので、ちょいと急ぎ目で先に進むことにします。




アサヨ峰を振り返る。




ちょっとしたアップダウンを繰り返します。




青空、出て来ました!
甲斐駒と北ア。




アサヨ峰とatsu氏。




突如、神様が下りてきそうな光。




早川尾根いいところです。
このままオベリスクまで歩き続けたい。




甲府盆地も晴れてきました。




樹林帯へ。




10時、早川尾根小屋に到着。
既に小屋締めしていますが、小屋の方でしょうか、
寝具を屋根に干していました。




水は出ていないという情報でしたが、
しっかり出てました!




ゴミも恋人も捨てないでね。

うーむ、時と場合。。でしょうか。
(もちろんゴミは捨てません。)




ほどなく、広河原峠。
本日はここから下山します。
鳳凰への道はまた来年。




木々の合間から青空が。
すっかり晴れたようです。




美しい唐松。




突如として湧き出した沢。




あっという間に立派な川に。
雪解けの季節のように穏やかなお天気。




早川尾根小屋から1時間半で下りてこれたので、
1本早い、12時半のバスに余裕で間に合いました。





白鳳峠入り口。

2006年10月、初めての南アルプス体験として、南御室小屋からテントを担いで
ここまで歩いたatsuさん、最後の頃は、足の疲労で

「もう骨ほねロックだ~」
「膝が反対向きに折れそうだ~」


などと悲鳴をあげ、傍から見て笑ってしまうほど、ほどよれよれへろへろに。

同鳳凰山行記事はこちら

当時海から陸に(波乗りから登山に)上がったばかりだったatsuさんですが、
その後4年間ほぼ毎週の強制ボッカの賜物か、いつの間にやら、
重量に耐え得るずどんしたと立派な(??)体に進化しています。

もはや何一つ当てはまることのない、当ブログタイトル、そろそろ本気で
改名したほうがいいかもしれません。。





最後に見上げる北岳。
また来年、会いましょう!





早川尾根、期待以上に素晴らしい稜線でした。
この時期ならではのフリーダム体験がまたグッド。
たまにはこんなのんびり山行もいいですね。


中央道の渋滞が始まる前に帰宅できました。
NO渋滞って本当に素晴らしい!


<<<1日目:アサヨ峰フリーダム<<<


********************************


なお、今週もまたのんびり、
本沢温泉泊硫黄岳へ行ってきました。
半年以上ぶりの南八、やっぱり何度見ても心にぐっと来る景色でした。


詳細はまた追って。








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*2010年山行記録一覧はこちら

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
mackyさん、こんばんは! (moko510)
2010-11-17 01:36:00
日本の山はいいですよ~。
雪、既に恋しくなっちゃいますか?!

確かに4年でこんなに、、、という感じですよね。歴史は浅いですが、場数だけはかなり踏んで来たので、少しはせいちょうしたのかな?

良いタイトル思いついたら教えて下さい!
返信する
sanaeさん、こんばんは! (moko510)
2010-11-17 01:31:55
遅くなりすみません!

いやー、ほんとに良いコースでした。
今回は抜群の眺望で堪能できましたので、ぜひぜひ来年あたりお天気の良いときにリベンジなさってください。私も今度はsanaeさんたちのように鳳凰まで歩きたいと思います!!
返信する
たしかに。 (macky)
2010-11-16 02:51:26
いいなー、南ア。雪つきたての山が赤くなってるのがたまりません。
それにしても確かに何一つ表してないタイトルかもですね(笑)好きですが。
4年でこんなに変わるんですねー。
返信する
Unknown (sanae)
2010-11-15 16:13:05
さらっといいですね~
鳳凰から逆コースを歩いたことがありますが、
アサヨ峰はガスガスで展望が駄目だったんです(泣)
またいつか行ってみたくなりました(^^ゞ
こちらさらっとというわけにはいきませんけど(悲)^^;
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