(H19年7月4日追記 : この項は、august03の意見を書かせていただきました。
しかし私は医師ではありませんので、医学的に誤解や誤りが含まれている可能性は
ありますので、どうかそのことを考慮されてお読みいただきたいと思います。)
...............................................................
これまで、資料/文献等から判明してきたことがらを、文章で説明してきましたが
文章ですとやはりわかりにくい面があるので、これを図表にしてビジュアルとして
理解できるように作成してみました。(添付JPEG)
内容の100%の完璧性、信頼性までは保証しきれないものですが、たぶんこちらの
ほうが、特発性側弯症のスクリーニング→経過観察→装具療法→手術にいたる
一連の流れと、「確率」というこの病気のもつ予想性を理解する一助にはなるの
ではないかと思います。
........................................................
経過観察ということについて :
これまで、このブログ内で記述してきましたことをお読みいただきますと、
先生がたが、どうして「様子をみましょう」と言うのかが、次第にご理解できて
きているのではないかと思います。
今回、この図式を作成しながら、もう一度この点を考えてみました。
そして、次のような たとえ話に置き換えてみました。
特発性側弯症は死に至る病(やまい)ではありません。でもまだまだ未解明の
ことがたくさんあります。その原因すらまだ解明されていません。
それはまるで、死に至る病のガンがまだはっきりと解明されていないのと
そっくりです。
ガンを宣告されたとき、皆さんは、先生にむかって、どうして私がガンに
なったのですか ? その原因は何ですか ? とはお聞きにならないと思います。
それは、すでにガンの持つ意味が広くいきわたっているからです。
側弯症はまだそういう段階までいきついていません。
ですから、皆さんは、先生に、「側弯症の原因は何ですか?」と質問を投げかけ
そして先生が原因不明です、と答えると、
「この医者は何も知らない」「原因不明ということは治らないということか」
という疑心暗鬼にとらわれることになります。
次に皆さんは、こう質問します。
「どういう治療をするのか? 」
すると先生は、こう答えます。
「いまはまだ進行するかどうかはわからないので様子をみましょう」と。
ここで皆さんは、すっかりパニックに陥ります。
それが普通です。原因不明の病気に冒されているのに、この医者は何も治療せず
ただ様子を見るだけというのか !!!
そんなバカな話しがあるか !!!!
状況を変えてみましょう。
皆さんは、健康診断でガンが発見され、手術を受けました。
手術後、これからのことが心配な皆さんは、先生に質問します
「先生、転移の心配はないでしょうか? 」
「80%の確率で、その心配はないと思いますが、ともかく今は様子をみましょう」
その答えに対して、パニックになる患者さんはいないと思います。
定期検診を欠かさずに繰り返して、もし転移が見つかったら、すぐに手術で
またそのガンを取り除く。
大切なのは、定期検査を必ず受けること、できるだけ小さな転移のうちに発見
して、ただちに切り取ってしまうこと.....
モアレ検査/スクリーニングは、ガンの発見(専門医で検査して下さい)
それを受けて
整形外科でのレントゲン検査は、ガンの早期手術と同じです。
次は、経過観察
「様子をみましょう。進行がみられたら、すぐに装具療法を開始します」
整形外科の先生がたは医学的に適切な対応をされているのです。
そして、特発性側弯症は原因不明ではありますが、
その治療方針と、治療成績は明確になっています。
まったく不安に思われる必要はないのです。
.............................................................
モアレ検診
http://www.yobouigaku-tokyo.or.jp/nenpo/index.html
東京都予防医学協会
こちらのホームページから、2007年度の脊柱側弯症検診のレポート(PDF)をダウンロードすることができます。
ブログ内の関連項目
マイルドカーブ Q&A
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/555dca1476ce045bfc81a03cab3acf93
脊柱側弯症治療体系
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/a3b49dccb03880d050d4e0b1fc9268a0
治療について (装具療法~手術)
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/a10c45d95c00550cbe1ba8dcb7922c9f
しかし私は医師ではありませんので、医学的に誤解や誤りが含まれている可能性は
ありますので、どうかそのことを考慮されてお読みいただきたいと思います。)
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これまで、資料/文献等から判明してきたことがらを、文章で説明してきましたが
文章ですとやはりわかりにくい面があるので、これを図表にしてビジュアルとして
理解できるように作成してみました。(添付JPEG)
内容の100%の完璧性、信頼性までは保証しきれないものですが、たぶんこちらの
ほうが、特発性側弯症のスクリーニング→経過観察→装具療法→手術にいたる
一連の流れと、「確率」というこの病気のもつ予想性を理解する一助にはなるの
ではないかと思います。
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経過観察ということについて :
これまで、このブログ内で記述してきましたことをお読みいただきますと、
先生がたが、どうして「様子をみましょう」と言うのかが、次第にご理解できて
きているのではないかと思います。
今回、この図式を作成しながら、もう一度この点を考えてみました。
そして、次のような たとえ話に置き換えてみました。
特発性側弯症は死に至る病(やまい)ではありません。でもまだまだ未解明の
ことがたくさんあります。その原因すらまだ解明されていません。
それはまるで、死に至る病のガンがまだはっきりと解明されていないのと
そっくりです。
ガンを宣告されたとき、皆さんは、先生にむかって、どうして私がガンに
なったのですか ? その原因は何ですか ? とはお聞きにならないと思います。
それは、すでにガンの持つ意味が広くいきわたっているからです。
側弯症はまだそういう段階までいきついていません。
ですから、皆さんは、先生に、「側弯症の原因は何ですか?」と質問を投げかけ
そして先生が原因不明です、と答えると、
「この医者は何も知らない」「原因不明ということは治らないということか」
という疑心暗鬼にとらわれることになります。
次に皆さんは、こう質問します。
「どういう治療をするのか? 」
すると先生は、こう答えます。
「いまはまだ進行するかどうかはわからないので様子をみましょう」と。
ここで皆さんは、すっかりパニックに陥ります。
それが普通です。原因不明の病気に冒されているのに、この医者は何も治療せず
ただ様子を見るだけというのか !!!
そんなバカな話しがあるか !!!!
状況を変えてみましょう。
皆さんは、健康診断でガンが発見され、手術を受けました。
手術後、これからのことが心配な皆さんは、先生に質問します
「先生、転移の心配はないでしょうか? 」
「80%の確率で、その心配はないと思いますが、ともかく今は様子をみましょう」
その答えに対して、パニックになる患者さんはいないと思います。
定期検診を欠かさずに繰り返して、もし転移が見つかったら、すぐに手術で
またそのガンを取り除く。
大切なのは、定期検査を必ず受けること、できるだけ小さな転移のうちに発見
して、ただちに切り取ってしまうこと.....
モアレ検査/スクリーニングは、ガンの発見(専門医で検査して下さい)
それを受けて
整形外科でのレントゲン検査は、ガンの早期手術と同じです。
次は、経過観察
「様子をみましょう。進行がみられたら、すぐに装具療法を開始します」
整形外科の先生がたは医学的に適切な対応をされているのです。
そして、特発性側弯症は原因不明ではありますが、
その治療方針と、治療成績は明確になっています。
まったく不安に思われる必要はないのです。
.............................................................
モアレ検診
http://www.yobouigaku-tokyo.or.jp/nenpo/index.html
東京都予防医学協会
こちらのホームページから、2007年度の脊柱側弯症検診のレポート(PDF)をダウンロードすることができます。
ブログ内の関連項目
マイルドカーブ Q&A
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/555dca1476ce045bfc81a03cab3acf93
脊柱側弯症治療体系
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/a3b49dccb03880d050d4e0b1fc9268a0
治療について (装具療法~手術)
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/a10c45d95c00550cbe1ba8dcb7922c9f
先生のおっしゃるこの黄色のときに、私もパニックになって、娘を整体につれていき、かなりのお金を費やしました。ちっとも効果がなく、時間を無駄にして悪化させてしまいました。娘には本当に悪いことしたとおもっています。この黄色円が整体のビジネスマーケットということですね。日本全体で考えたら、ものすごく大きなマーケットがあるというわけですか。しかも、問題のない子の場合は、整体で治ったと錯覚するわけですから、ものすごく巧妙なビジネスなんですね。でも、娘のように、時間を無駄にしてしまう子たちの話も聞きます。先生、どうか、がんばって、このような状態を正してください。