(添付表は、2005年度東京都が行った脊柱側弯検診の結果です)
突発性(特発)側弯症の治療において、早期発見による早期治療開始が重要である
ことは議論の余地がありません。そして、特発性則わん症の発症原因は不明ですが、
何人のこどもにどれくらいの割合で発症するかについては、様々な疫学調査や臨床
研究により判明しています。国内でも学校保健法によりモアレ検診などの脊柱側弯
症検査が小学校、中学校で実施されています。以下にその結果を幾つかご紹介する
と共に幾つかの問題点、注意点のあることにもふれたいと思います。
(augsut03の私見ですが)
◇ 側湾症を発症する時期は、おおよそ小学校3,4年生~中学生にかけてがもっとも
多いだろうと予想されます。一方、学校での脊椎側弯症検査はある特定の学年に
限って実施している地域が大部分と思われます。
例えば、小学校は5年生で、中学校は2年生で、という地域があった場合、
6年生~中学1年のまるまる2年間は検査対象外ということです。
この期間中も、発症リスクがあることは当然です。
◇ 学校検診は、内科検診と並行して行われている例が多いと予想されます。
つまり、内科医師が脊柱側弯も同時に診ている。というシステムではないでしょうか。
決して内科医がダメと言うのではありませんが、検査の精度は当然劣ることは
否定できないでしょう。
◇ ......最近の学校の様子がわからないので、これはテレビやマスコミの話しを
ベースにした想像ですが、教師は「受験」のための授業におわれて、こども達の
健康にまで気を配ることはできないのではないでしょうか。
先生がたに対しての、脊柱側弯症の正しい知識を「教育」しているかどうかも
危ぶまれるのですが。
◇ また、昨今の風潮からすれば、先生が仮に何か異常に気づいたとしても、それ
をお母さんがたに伝えるかどうかも危ぶまれます。これは、異常なまでに個人を
保護することのほうが重大事となり、プライバシー侵害、個人情報保護、あるい
は、男性教師であればなおさらに女子の身体について「話し」をすることは
避けることになると思います。
◆ 疫学データ、医学データという視点でみた場合、......これは日本だけの問題
ではありませんが.....おそらくスエーデンを除いた世界の各国の問題なのですが
正確な数値というものの蓄積が行われるシステムが日本にもありません。
全ての自治体、地域で同一の検査体制が実施されているわけではなく、
またそのデータ処理の方法においても統一性がありません。
下記のそれぞれの資料の表記方法を見ていただくとわかると思いますが、地域に
よっては、何のデータを集計しているかも理解しがたいものがあります。
できるだけ正確なデータが集計されることにより、そのデータをもとにした対策
を立てることができます。
◆ 対策とは、例えば、モアレ検診に要するコストと脊柱固定手術コストとの比較
というような切り口も考えられます。
どこの自治体も(東京都を除けば)財政は火の車です。学校検診の為の予算も削減
され続けていると予想します。(←検証するデータがないのであくまでもこれは
予想ですが)
予算削減により何が発生するか ?
予算削減 → 検査回数減少 → 患者見逃し → 発見時すでに重度カーブ → 手術
単純な図式ですが、ありうるシナリオだと思います。
ここにもうひとつ図式を加えると、側弯症は育成医療制度の対象ですので
18歳未満の場合は医療費はほぼ患者負担なしで治療を受けることができます
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s22702/kenkozosin/josei/ikusei.htm
従って
手術患者増大 → 医療費増大 → 自治体財政への波及 →赤字財政
→ 予算見直し → 検診予算削減 → 患者見逃し → 手術費増大
このような「負」のスパイラルに陥る、というシナリオがありえることになります。
ここで重要なのは、単なる想像で語るのではなく、「コスト」計算をしてみる、
という操作です。
検診にかかる費用はどれだけなのか ?
患者ひとりの医療費はどれだけなのか ?
患者は年間何人発症するのか ?
これらのデータが揃えば、その地域での総合的な財政を見直すことができること
になります。
その為にも、可能な限り正確な発現率、発症率のデータが必要となるわけです。
□ 検査には精度の差があることを理解することも必要です。
どのような検査であっても、一次スクリーニングには、擬陽性(真実は違うのだが
検査では側弯の疑いとなる)と擬陰性(真実は側弯症なのに、検査から漏れる)が
発生します。ガン検診であれ、マンモであれ、これは必ずつきまとうものです。
検査にはコストがかかります。財政が厳しい地方自治体にとって、脊髄測わん症検査
にかける予算が十分にあるとは思われません。
このような時代にあって、お子さんを守るもっとも確実な方法は、やはりお母さんが
こどもの背中を見る習慣を持つことかもしれません。
そして、その為にも、「脊柱側弯症」「思春期特発性側弯症」という病気のある事
を啓蒙することが大切だと思います。
....................................................................
発現率について : 下段に様々な資料を提示しましたが、おそらく何がどうなって
いるのかなかなか判断がつかないと思いますので、ざっくりとした数値ですが
おおよそは次のような発見率(発現率)になるとお考え下さい。
(東京都による検査及び女子の数値を基本にしています)
小学校検診での一次発見率(擬陽性含む) 0.5% 200人に一人ほど
病院検査により側弯症と診断(15度以上) 0.5%
病院検査により側弯症と診断(20度以上) 0.3%
中学校検診での一次発見率(擬陽性含む) 1.9% 50人に一人ほど
病院検査により側弯症と診断(15度以上) 1.9%
病院検査により側弯症と診断(20度以上) 1.0% 100人に一人ほど
つまり、女子中学生の100人にひとりは装具療法をしている。ということになります。
...................................................................
東京都予防医学 こちらのサイトからは2005年度のモアレ検診結果等のデータを
PDFでダウンロードすることができます。
http://www.yobouigaku-tokyo.or.jp/nenpo/index.html
一部引用させていただきます
......発見率がほぼ一定だということは、これが側わん症の自然発生率を意味する
ものであり、検診がその発見に確実な成果を挙げていることを示しています.....
最近の検診では、きわめてまれに側わん度が30度以上のこどもが発見されることは
あるものの、20度以上の側わん症の発見率は小学校で毎年0.1%程度、中学生でも
0.25~0.41%とほぼ一定です.......
女子だけを引用しますと、
20度以上側弯 15度以上側弯合計
小学校 受診者 13716名 48名 0.35% 73名 0.53%
中学校 受診者 12538名 129名 1.03% 234名 1.87%
同2000年の調査では、男女を合わせたコブ角20度以上の発症率は
小学生0.08%、中学生0.69% でした。
以下は、札幌市での調査結果です。
平成1年度
小学4 年生~6 年生 女子受検者 33299 名
精査対象 60 名 (0.18%)
特発性側弯症と診断 35 例 (0.11%)
他の側弯症と診断 4 例 (0.01%)
装具治療 13 例 (0.04%)
(手術治療を施行された児童はいなかった)
中学生女子 受検者 33557名
精査対象 274名 (0.82%)
特発性側弯症 141例 (0.42%)
装具治療 36例 (0.11%)
手術治療 2例 (0.006%)
平成14年度秩父市議会報告によれば、
http://www3.ocn.ne.jp/~tomitakk/kaigiroku/h14_3.htm
小学生3842人中の2人 0.052%
中学生2031人中の2人 0.09%
小中学生全体で5873人中の4名 出現率 0.068%
岡山県平成16年度内科検診によれば、
http://www.icity.or.jp/hokenkai/gaiyo16/naika16.htm
幼稚園 小学校 中学校 高等学校
受検者数 22575 112860 56765 60567
異常あり 18 105 80 69
被患率 0.1 0.1 0.1 0.1
治療数 3 27 20 14
文献報告より引用しますと、
理学療法科学 Vol.14 , No.2(1999)pp.69-72
当院における特発性側弯症ヘの取り組み
1) 三豊総合病院リハビリテーション科 2) 広島大学医学部保健学科
Abstract:当院では,平成9年度より特発性側弯症の早期発見,早期治療,治療の継
続のための地域ネットワークづくりとして,地元中学2校において側弯症学校検診を
開始した。検診は視診法にて理学療法士が行い,低学年ほど基準を厳しくした。そ
の結果1,2年生が14.5%,3年生が2.7%の発見率であったが,受診者においてCobb角
15度以上の発生率は0.66%であり諸家の報告と差がなかった。検診の際,cutting
off pointの設定により発見率は変化するが,特発性側弯症はmultifactorialな疾患
であることから,検診では単に軽症例を除去するのではなく,症例に応じた指導へ
つなげる必要があると思われる。今回,学校検診にPTが参加した結果,周辺への啓
蒙効果もみられ,予防にもつながった。
兵庫県予防医学によれば、
http://www.hyogo-yobouigaku.or.jp/09/sokuwan1.html
神戸市 (コブ角10度以上)
男子 受診者数 14359名 発現率 0.47%
女子 受診者数 13302名 発現率 3.11%
全体 27661名 発現率 1.74%
海外文献から引用しますと、
ギリシア 85622人をスクリーニング 1436名が則わん症の疑いあり (1.6%)
この1436人のうち、839人を3年以上継続調査結果、カーブ進行があったのは 14.7%
(123人)。残り約85%は、自然治癒または変化なし。
→ 全体85622人のうち事実として特発性側弯症を発症したのが123人(0.14%)となる
(正しくは「特発性」「側弯症」「脊柱側弯症」と書きますが、このブログ内では
あえて間違えた表記も使用しています)
//////////////////////////////////////////////////////////////////////
ブログ内の関連記事
「特発性側弯症を家庭で見つける方法 No.3」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/12a0dfef157c9815b369bd3446b17761
「側弯症 - 脊柱側弯検診 - について感じたこと」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/9720b4ea27c5440be8553fe33fc8f526
「特発性側わん症 発見時からの進行の確率とリスク」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/b573de9c4bfe8951d301c99bd5a59524
「Step by Step」
http://blog.goo.ne.jp/august03/c/49ed57cfbf9535d1aa9754a257920a25
「特発性側湾症発生率と学校検診」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/9125f19432984f2d4ec51ac9d72dcd1e
突発性(特発)側弯症の治療において、早期発見による早期治療開始が重要である
ことは議論の余地がありません。そして、特発性則わん症の発症原因は不明ですが、
何人のこどもにどれくらいの割合で発症するかについては、様々な疫学調査や臨床
研究により判明しています。国内でも学校保健法によりモアレ検診などの脊柱側弯
症検査が小学校、中学校で実施されています。以下にその結果を幾つかご紹介する
と共に幾つかの問題点、注意点のあることにもふれたいと思います。
(augsut03の私見ですが)
◇ 側湾症を発症する時期は、おおよそ小学校3,4年生~中学生にかけてがもっとも
多いだろうと予想されます。一方、学校での脊椎側弯症検査はある特定の学年に
限って実施している地域が大部分と思われます。
例えば、小学校は5年生で、中学校は2年生で、という地域があった場合、
6年生~中学1年のまるまる2年間は検査対象外ということです。
この期間中も、発症リスクがあることは当然です。
◇ 学校検診は、内科検診と並行して行われている例が多いと予想されます。
つまり、内科医師が脊柱側弯も同時に診ている。というシステムではないでしょうか。
決して内科医がダメと言うのではありませんが、検査の精度は当然劣ることは
否定できないでしょう。
◇ ......最近の学校の様子がわからないので、これはテレビやマスコミの話しを
ベースにした想像ですが、教師は「受験」のための授業におわれて、こども達の
健康にまで気を配ることはできないのではないでしょうか。
先生がたに対しての、脊柱側弯症の正しい知識を「教育」しているかどうかも
危ぶまれるのですが。
◇ また、昨今の風潮からすれば、先生が仮に何か異常に気づいたとしても、それ
をお母さんがたに伝えるかどうかも危ぶまれます。これは、異常なまでに個人を
保護することのほうが重大事となり、プライバシー侵害、個人情報保護、あるい
は、男性教師であればなおさらに女子の身体について「話し」をすることは
避けることになると思います。
◆ 疫学データ、医学データという視点でみた場合、......これは日本だけの問題
ではありませんが.....おそらくスエーデンを除いた世界の各国の問題なのですが
正確な数値というものの蓄積が行われるシステムが日本にもありません。
全ての自治体、地域で同一の検査体制が実施されているわけではなく、
またそのデータ処理の方法においても統一性がありません。
下記のそれぞれの資料の表記方法を見ていただくとわかると思いますが、地域に
よっては、何のデータを集計しているかも理解しがたいものがあります。
できるだけ正確なデータが集計されることにより、そのデータをもとにした対策
を立てることができます。
◆ 対策とは、例えば、モアレ検診に要するコストと脊柱固定手術コストとの比較
というような切り口も考えられます。
どこの自治体も(東京都を除けば)財政は火の車です。学校検診の為の予算も削減
され続けていると予想します。(←検証するデータがないのであくまでもこれは
予想ですが)
予算削減により何が発生するか ?
予算削減 → 検査回数減少 → 患者見逃し → 発見時すでに重度カーブ → 手術
単純な図式ですが、ありうるシナリオだと思います。
ここにもうひとつ図式を加えると、側弯症は育成医療制度の対象ですので
18歳未満の場合は医療費はほぼ患者負担なしで治療を受けることができます
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s22702/kenkozosin/josei/ikusei.htm
従って
手術患者増大 → 医療費増大 → 自治体財政への波及 →赤字財政
→ 予算見直し → 検診予算削減 → 患者見逃し → 手術費増大
このような「負」のスパイラルに陥る、というシナリオがありえることになります。
ここで重要なのは、単なる想像で語るのではなく、「コスト」計算をしてみる、
という操作です。
検診にかかる費用はどれだけなのか ?
患者ひとりの医療費はどれだけなのか ?
患者は年間何人発症するのか ?
これらのデータが揃えば、その地域での総合的な財政を見直すことができること
になります。
その為にも、可能な限り正確な発現率、発症率のデータが必要となるわけです。
□ 検査には精度の差があることを理解することも必要です。
どのような検査であっても、一次スクリーニングには、擬陽性(真実は違うのだが
検査では側弯の疑いとなる)と擬陰性(真実は側弯症なのに、検査から漏れる)が
発生します。ガン検診であれ、マンモであれ、これは必ずつきまとうものです。
検査にはコストがかかります。財政が厳しい地方自治体にとって、脊髄測わん症検査
にかける予算が十分にあるとは思われません。
このような時代にあって、お子さんを守るもっとも確実な方法は、やはりお母さんが
こどもの背中を見る習慣を持つことかもしれません。
そして、その為にも、「脊柱側弯症」「思春期特発性側弯症」という病気のある事
を啓蒙することが大切だと思います。
....................................................................
発現率について : 下段に様々な資料を提示しましたが、おそらく何がどうなって
いるのかなかなか判断がつかないと思いますので、ざっくりとした数値ですが
おおよそは次のような発見率(発現率)になるとお考え下さい。
(東京都による検査及び女子の数値を基本にしています)
小学校検診での一次発見率(擬陽性含む) 0.5% 200人に一人ほど
病院検査により側弯症と診断(15度以上) 0.5%
病院検査により側弯症と診断(20度以上) 0.3%
中学校検診での一次発見率(擬陽性含む) 1.9% 50人に一人ほど
病院検査により側弯症と診断(15度以上) 1.9%
病院検査により側弯症と診断(20度以上) 1.0% 100人に一人ほど
つまり、女子中学生の100人にひとりは装具療法をしている。ということになります。
...................................................................
東京都予防医学 こちらのサイトからは2005年度のモアレ検診結果等のデータを
PDFでダウンロードすることができます。
http://www.yobouigaku-tokyo.or.jp/nenpo/index.html
一部引用させていただきます
......発見率がほぼ一定だということは、これが側わん症の自然発生率を意味する
ものであり、検診がその発見に確実な成果を挙げていることを示しています.....
最近の検診では、きわめてまれに側わん度が30度以上のこどもが発見されることは
あるものの、20度以上の側わん症の発見率は小学校で毎年0.1%程度、中学生でも
0.25~0.41%とほぼ一定です.......
女子だけを引用しますと、
20度以上側弯 15度以上側弯合計
小学校 受診者 13716名 48名 0.35% 73名 0.53%
中学校 受診者 12538名 129名 1.03% 234名 1.87%
同2000年の調査では、男女を合わせたコブ角20度以上の発症率は
小学生0.08%、中学生0.69% でした。
以下は、札幌市での調査結果です。
平成1年度
小学4 年生~6 年生 女子受検者 33299 名
精査対象 60 名 (0.18%)
特発性側弯症と診断 35 例 (0.11%)
他の側弯症と診断 4 例 (0.01%)
装具治療 13 例 (0.04%)
(手術治療を施行された児童はいなかった)
中学生女子 受検者 33557名
精査対象 274名 (0.82%)
特発性側弯症 141例 (0.42%)
装具治療 36例 (0.11%)
手術治療 2例 (0.006%)
平成14年度秩父市議会報告によれば、
http://www3.ocn.ne.jp/~tomitakk/kaigiroku/h14_3.htm
小学生3842人中の2人 0.052%
中学生2031人中の2人 0.09%
小中学生全体で5873人中の4名 出現率 0.068%
岡山県平成16年度内科検診によれば、
http://www.icity.or.jp/hokenkai/gaiyo16/naika16.htm
幼稚園 小学校 中学校 高等学校
受検者数 22575 112860 56765 60567
異常あり 18 105 80 69
被患率 0.1 0.1 0.1 0.1
治療数 3 27 20 14
文献報告より引用しますと、
理学療法科学 Vol.14 , No.2(1999)pp.69-72
当院における特発性側弯症ヘの取り組み
1) 三豊総合病院リハビリテーション科 2) 広島大学医学部保健学科
Abstract:当院では,平成9年度より特発性側弯症の早期発見,早期治療,治療の継
続のための地域ネットワークづくりとして,地元中学2校において側弯症学校検診を
開始した。検診は視診法にて理学療法士が行い,低学年ほど基準を厳しくした。そ
の結果1,2年生が14.5%,3年生が2.7%の発見率であったが,受診者においてCobb角
15度以上の発生率は0.66%であり諸家の報告と差がなかった。検診の際,cutting
off pointの設定により発見率は変化するが,特発性側弯症はmultifactorialな疾患
であることから,検診では単に軽症例を除去するのではなく,症例に応じた指導へ
つなげる必要があると思われる。今回,学校検診にPTが参加した結果,周辺への啓
蒙効果もみられ,予防にもつながった。
兵庫県予防医学によれば、
http://www.hyogo-yobouigaku.or.jp/09/sokuwan1.html
神戸市 (コブ角10度以上)
男子 受診者数 14359名 発現率 0.47%
女子 受診者数 13302名 発現率 3.11%
全体 27661名 発現率 1.74%
海外文献から引用しますと、
ギリシア 85622人をスクリーニング 1436名が則わん症の疑いあり (1.6%)
この1436人のうち、839人を3年以上継続調査結果、カーブ進行があったのは 14.7%
(123人)。残り約85%は、自然治癒または変化なし。
→ 全体85622人のうち事実として特発性側弯症を発症したのが123人(0.14%)となる
(正しくは「特発性」「側弯症」「脊柱側弯症」と書きますが、このブログ内では
あえて間違えた表記も使用しています)
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ブログ内の関連記事
「特発性側弯症を家庭で見つける方法 No.3」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/12a0dfef157c9815b369bd3446b17761
「側弯症 - 脊柱側弯検診 - について感じたこと」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/9720b4ea27c5440be8553fe33fc8f526
「特発性側わん症 発見時からの進行の確率とリスク」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/b573de9c4bfe8951d301c99bd5a59524
「Step by Step」
http://blog.goo.ne.jp/august03/c/49ed57cfbf9535d1aa9754a257920a25
「特発性側湾症発生率と学校検診」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/9125f19432984f2d4ec51ac9d72dcd1e
先ほどは書き込みいただきありがとうございます。
側わん症に関して簡単な知識しかありません
でしたので、こちらのブログを紹介していただき
大変参考になりました。ありがとうございます。