語り部のアヴァンです。
昨日は、話が途中になってしまいすいませんでした(冷や汗)。
お話したかったのは、吸血鬼ものが「3つの時代」を経ているのかもということでした。翻訳家の風間賢二先生がある小説の解説で書いていたのですが、ブラム・スートーカーが『吸血鬼ドラキュラ』を書いた時は、"Eye"(人々の眼)が目撃した魔人ドラキュラが、新聞やメモ書きなどの断片的に描かれていた。つまり、他者であり、日常ではない「非日常」としての存在としての吸血鬼が描かれていた。これを仮に、第一世代の吸血鬼小説と名付けます。第二世代のきっかけとなったのは、天才アン・ライスの『夜明けのヴァンパイア』(映画化された時は、原題の「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」"Interview with the Vampire")で、500年以上生きたヴァンパイアのレスタトが「私が初めてヴァンパイアになったのは、・・・」と"I"(一人称の私)で語りだしたことだそうです。
"Eye"から"I"への変遷を経て、アヴァンが考えたのは、『屍鬼』では、人間たちだけでなく、屍鬼たちの「内面」が描かれていたことです。内面を持たない薄っぺらいキャラクターたちしか出てこない映画や小説は、見たり読んだりしていて退屈なものですが、『屍鬼』では人間も屍鬼たち(というか、彼らも以前は人間だった)の内面の描写をとても興味深く思います。
でも振り返って、「旅するマーメイドの神話」を読んだ時に、主要登場人物たちに「内面」あったかな・・・
ランキング参加中です。楽しまれた方は、バナーをクリックしていただけるとうれしいです。
にほんブログ村
![人気ブログランキングへ](http://image.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_1677_1.gif)
昨日は、話が途中になってしまいすいませんでした(冷や汗)。
お話したかったのは、吸血鬼ものが「3つの時代」を経ているのかもということでした。翻訳家の風間賢二先生がある小説の解説で書いていたのですが、ブラム・スートーカーが『吸血鬼ドラキュラ』を書いた時は、"Eye"(人々の眼)が目撃した魔人ドラキュラが、新聞やメモ書きなどの断片的に描かれていた。つまり、他者であり、日常ではない「非日常」としての存在としての吸血鬼が描かれていた。これを仮に、第一世代の吸血鬼小説と名付けます。第二世代のきっかけとなったのは、天才アン・ライスの『夜明けのヴァンパイア』(映画化された時は、原題の「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」"Interview with the Vampire")で、500年以上生きたヴァンパイアのレスタトが「私が初めてヴァンパイアになったのは、・・・」と"I"(一人称の私)で語りだしたことだそうです。
"Eye"から"I"への変遷を経て、アヴァンが考えたのは、『屍鬼』では、人間たちだけでなく、屍鬼たちの「内面」が描かれていたことです。内面を持たない薄っぺらいキャラクターたちしか出てこない映画や小説は、見たり読んだりしていて退屈なものですが、『屍鬼』では人間も屍鬼たち(というか、彼らも以前は人間だった)の内面の描写をとても興味深く思います。
でも振り返って、「旅するマーメイドの神話」を読んだ時に、主要登場人物たちに「内面」あったかな・・・
ランキング参加中です。楽しまれた方は、バナーをクリックしていただけるとうれしいです。
![にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ](http://novel.blogmura.com/novel_fantasy/img/novel_fantasy88_31.gif)
![人気ブログランキングへ](http://image.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_1677_1.gif)
![blogram投票ボタン](http://widget.blogram.jp/images/bgButton1_pin.gif)