ワンコ、
でっかいワンコ。
私がゴロゴロし始めると、
横に来て、
寝そべっている。
イビキをかいて寝ていることも
多い。
以前、
獣医の先生に
この様子をお話しすると、
「お母さんの心臓の音を
聴いているんですね。」
と即、言われた。
そうか。
はるかに耳もよい。
少し離れていても、
聴こえるのね。
以来、
寝そべるワンコを
そっと見守っている。
いや、
ワンコが私を
見守っているのかな?
正直に書こう。
私、
易刺激の症状が激しく出て、
家の中は
時に荒れてしまっていた。
ワンコ。
私が大きな声を出すと、
夫の前に
静かに座り続けていた。
そんな姿を
当時の私は
見えずにいた。
4月、
突然、
ワンコが血便をした。
最後には、
肛門から血を出した。
急いで、夫と
獣医の先生のところに
診てもらいに行った。
検査をしてもらうが、
原因はなし。
その後、
絶食をしながら
様子を見て、
回復に至った。
振りかえる。
ワンコは、
ストレスから悲鳴をあげていたんやと
思う。
今なら、よくわかる。
静かに
ワンコに
「しんどい思いをさせたね。
ごめんね」と
声をかける。
ワンコは、
私を見て、
「ふぅぅぅぅ~」と。
優しい目や。
ワンコの心を思うと、
たまらない。
8歳。
もうシニアの域に入っでいる。
なんてことを重ねてきたんやろう。
同じことを
繰り返してはならない。
お薬???
いや、
私が、
自分自身を
コントロールすることが出来るか、
それにかかっている。
わかっているんだ。