双極性障害と歩む

主婦として、母として、の毎日を、つづっています。

お日さん。

2022-06-21 16:56:48 | 双極性障害とともに。


朝のワンコとの散歩では

毎日、

畑のおばあさんの直売所に寄る。


大きなオクラが並んでいた。

この夏初だ。

本当に、

よくよくお日さんにあたり、

育ったオクラ。


湯掻いて、

鰹節とお醤油で頂く。

そのままのお味が、

本当に美味しいこと。


お昼、

何か冷たいものが食べたいな。

で、おばあさん畑のトマトを

そのままで頂く。

甘いこと。


きゅうりも、

そのままで、

ぼりっぼりっ。

みずみずしい。


もうすぐ、

水ナスが採れる。

おばあさんが、

ドレッシングをつけて、

このまま、

かぶりつけば美味しいと

教えて下さっている。

楽しみだぁ。


たくさんの

お野菜。

お日さん、

いっぱい浴びて育ったお野菜たちで、

夏を感じる。


なんて贅沢なことなんだろう。


夜は畑で採れたトマト、

玉ねぎ、

ナスで、

鶏肉のトマト煮を作った。

うん。

しっかりと食べることが出来た!




赤いリボン。

2022-06-21 08:44:24 | 双極性障害とともに。

昨日の朝刊。

「加山雄三さん コンサート引退」の

記事が

大きく載っていた。


すぐに、亡き父を思い出した。


だって、父は

私が幼い頃から、

よくよく

「お父さんは、

加山雄三と、

長嶋茂雄と、

同い年。」

と言っていた。


歳をとった父。

「お父さんと

加山雄三、

長嶋茂雄、

誰が一番薄い?」と、

よく尋ねてきた。

髪の毛のことである。

ニヤッと笑いながらの父やった。


病床の父の最期は辛かった。


が、私が思い出す父は、

大きな声で喋って、笑っている。


孫の娘とお絵描きをする父。

(こんなこと、

娘の私とはしなかった。(笑))

2人だけの時間にしようと、

母も私たちも、

いつも、そっと

席を外していた。


還暦を迎えた父。

私は30歳。


夫とお祝いを選びに行った。

古寺散策に出かける父にと

ジャケットを選んだ。

「還暦のお祝いです。」と

店員さんに伝えると、

それは丁寧に包装して下さった。

うん、そうか。

還暦って、

そんなに大事なお祝いなんや、

なんて、

呑気な私がいた。


店員さんが

「のし紙とリボン、

どちらにしましょうか?」と

尋ねて下さった。

どちらもいいなぁ。

「せっかくだから、

両方でお願いします。」と答えた私。(笑)


父は、

ジャケットを気に入ってくれた。


何より、

お祝いをしてもらったことを

喜んでくれた。


「赤いちゃんちゃんこは、ないのね。」

と伝えると、

「ハハハ!これがいい〜。」と、

包装してもらっていた

赤いリボンを頭に巻いて、

やんちゃな笑顔で

ピースサインをした。

これが記念撮影となった。

いつものダイニングで。


その笑顔の父の姿は、

しっかりと目に焼き付いている。


そのジャケット。

父が亡き後、

夫が着てくれている。

私がお願いしたのではなくね。

軽くて着やすいと言って、

着てくれている。


お父さん、

嬉しいね。

お母さん、

嬉しいよね。


父のジャケットを久しぶりに出した。

久しぶりに

うっすら涙が出た。

そして、ニヤッと笑った。


そう、

私は「お父さん似」


夫。

来年3月で還暦を迎える。

赤いリボンの父と同い年になるのね。

娘は20歳。

一緒に

お祝いを選ぶことが出来たら嬉しいな。


「のし紙とリボン

どちらにされますか?」と

尋ねてもらったなら、

娘は、なんて答えるやろう。